第十二幕その二
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「そしてね」
「食べてもらうのね」
「そうしてもらうわ」
「そうね、それと」
トロットはさらに言いました。
「お寿司はまだ種類があるわね」
「馴れ寿司ね」
「そうそう、馴れ寿司もね」
「あるわね、けれど」
「こちらはね」
「癖が強いから」
だからだというのです。
「おじさんとおばさんにはね」
「どうかしら」
「いや、そちらも」
おじさんは二人のお話を聞いて言いました。
「いただけるかな」
「わかったわ、それならね」
ドロシーはそれならと応えました。
「そちらも出してくれるお店にね」
「行くか」
「そうするのね」
「握り寿司がメインだけれど」
それでもというのです。
「けれどね」
「そちらも出してくれるか」
「そうしたお店もあるから」
だからだというのです。
「行きましょう」
「それじゃあな」
「お願いするわね」
またお二人で応えました。
「馴れ寿司もいただくわ」
「是非な」
「お昼までまだ時間があるけれど」
ベッツイが言ってきました。
「それまで何をしようかしら」
「そうね、街で最後の観光をね」
それをとです、ドロシーは答えました。
「しようかしら」
「市場とかも行って」
「そうもしてね」
そのうえでというのです。
「楽しみましょう」
「そうするのね」
「時間があったら」
その時はというのです。
「お休みするか」
「楽しむことね」
「そうするものでしょ」
「そうね、それじゃあね」
「観光を楽しみましょう」
「今回の旅で最後の観光ね」
「それになるわね」
こうお話してです。
皆はチェックアウトをしてから街の市場に行って買いものもしました、そこでキャプテンは虹色に輝く巻貝の貝殻を見て言いました。
「宮殿で留守番をしている皆にあげようか」
「いいね」
ハンクが笑顔で応えました。
「お土産にね」
「旅に行ったらね」
キャプテンはハンクに答えて言いました。
「やっぱりね」
「お土産もね」
「買って」
「プレゼントしないとね」
「だからね」
それでというのです。
「わしはこれを買うよ」
「皆に」
「宮殿にいる皆にね」
「じゃあ僕も皆にプレゼントする為に」
ハンクも言いました。
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