第十二幕その一
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第十二幕 最高のお寿司
港町での楽しい旅もいよいよ最後の日となりました、ドロシーは朝ご飯を食べ終えるとおじさんとおばさんに言いました。
「もう今日でね」
「旅行は終わりで」
「お家に帰るのね」
「そうよ、帰りは列車でね」
それを使ってというのです。
「帰るわ」
「そうするんだな」
「列車に乗って」
「お家まで一気にね」
そうしてというのです。
「帰ってね」
「終わりだな」
「この楽しい旅も」
「そうよ、これからチェックアウトするけれど」
それでもというのです。
「お昼ご飯を食べて」
「それからだな」
「お家に帰るのね」
「そしてお昼はね」
昼食はといいますと。
「お寿司よ」
「ああ、あのお料理か」
「あれを食べるのね」
「そうしましょう」
笑顔で言うのでした。
「最後にね」
「今回の旅はそもそもお寿司を食べてな」
「それからだったわね」
おじさんもおばさんも笑顔で言います。
「とても美味しかったけれど」
「最後もお寿司か」
「そうなるわ。お寿司ではじまってね」
そうしてというのです。
「お寿司で終わるわね」
「そうだな」
「そう言っていいわね」
「列車に乗ったらね」
そうしたらというのです。
「もうね」
「すぐだよ、お空を飛んでね」
トトもお二人に言います。
「そしてだよ」
「帰るんだな」
「私達のお家に」
「そうなるからね」
だからだというのです。
「お昼にね」
「お寿司をたっぷり食べましょう」
エリカは舌なめずりをして言いました。
「そうしましょう」
「今度のお寿司はどんなのかな」
「楽しみね」
「そうそう、お寿司っていっても」
トロットはお二人の言葉を聞いてふと気付いたことがありました、そのうえでドロシーに対して言いました。
「種類があるわね」
「握り寿司に巻き寿司に」
ドロシーも答えました。
「ちらし寿司ね」
「ちらし寿司もあるのよね」
「ええ、ただこちらはね」
トロットにさらに言いました。
「帰りの駅弁でね」
「食べてもらうのね」
「おじさんとおばさんにプレゼントして」
ちらし寿司のお弁当をというのです。
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