第九話 山が多い国その十四
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「いいだろ」
「そこまではいいか」
「ああ、楽しんで食おうな」
「お酒もあるわよ」
セラはビールのジョッキを片手にして話した。
「そちらもね」
「ビールもか」
「他のお酒もあるし」
「ワインもあるよ」
タスクは赤ワインを手にしている、勿論飲んでいる。
「こちらもね」
「どれを飲んでもいいか」
「うん、そうしよう」
「ホルモンに日本酒がいいんだよ」
森はこの組み合わせを楽しんでいた、そのうえでの言葉だった。
「もうね」
「幾らでもか」
「楽しくだよ」
そうしてというのだ。
「飲んで食べられるよ」
「それならだ」
門藤は森の言葉を聞いてだった。
自分のカップに日本酒を入れた、そうしてホルモンを食べてその酒を飲んでから笑顔で言うのだった。
「リラックス出来るな」
「そうか、それは何よりだ」
バドもその笑顔に彼も笑顔になった。
「俺も飲んで食おう」
「そういえばバドも食べてるね」
風切はレバーを食べるバドを見て話した。
「やっぱり沢山食べないとね」
「いざという時動けない」
「そうだね、俺も食うよ」
「食べて食べて、お肉は沢山あるからね」
森は風切に笑顔で話した。
「それならだよ」
「どんどんだね」
「食べて」
そうしてというのだ。
「楽しんで」
「そうするね」
風切は笑顔で応えてだった。
ロースをビールを一緒に楽しんだ、ジュウオウジャーの面々は実に楽しく共にいる時間を過ごしていた。
長老はその話を聞いてういに龍井家で言った。
「我々もそうした時をだ」
「持つのね、けれどそれはね」
ういは長老に落ち着いた顔で述べた。
「もうね」
「持っているか」
「さっきも皆で一緒に食べたしね」
「ああ、晩ご飯をな」
龍井も言ってきた。
「そうだったしな」
「お刺身をね」
「そうして食べてだろ」
「皆でね」
「だったらいいんじゃないかな」
「そうした時間意識して作らなくても」
そうしてもとだ、ういは長老に話した。
「自然とよ」
「そうした時間は出来るか」
「そうでしょ」
こう言うのだった。
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