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ポケットモンスター対RPG
第0話:戦う者……
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物語は、ポケモンとそれ以外のモンスターが同一視されていたポケモン冷遇時代。
魔王がモンスター群に世界侵略を催促した事が発端となり、ポケモンや召喚獣すら極悪害獣として扱われ、人間に虐げられていた……
ポケモン以外のモンスターを従えて人間社会を侵略する魔王と推奨レベル到達の為なら蹂躙すら厭わない利己的で乱暴な勇者一行の対立により、ポケモン達は更に窮地に立たされていた……

そんな中、1人の10歳児がある目的を果たすべく旅をしていた。

「んっな!?」
男性は男子トイレから少女が出て来たので驚いた。
「ちょっとちょっとちょっと!」
「どうかしましたか?」
一方の少女は声を掛けられる理由が解らず困惑する。
だが、男性の方は先程の光景が余程凄まじかったのか、どうしても声を掛けずにはいられなかった。
「本当にそっちで良いの?」
「何がですか?」
この違和感に全く気付いていない事に驚く男性。
「何がって……そっちは男性用だよ」
少女は男性が何で慌てているのかが漸く理解し、小さくガッツポーズをした。
「よし!」
一方の男性はガッツポーズの意味が解らず少し混乱する。
「良しって、本当に良いの?」
「何がって、容姿(これ)の事ですよね?」
少女の言ってる言葉の意味を全く理解出来ない男性。
「これって……どれ?」
少女はここでネタバラシをする。
容姿(これ)、実は趣味なんです」
男性は、しばらく沈黙したのち、大袈裟に驚いた。
「……女装(じょそお)ぉーーーーー!?」
「はい。頑張って女の子ぽい容姿にしたんです」
あっけらかんと答える少女風少年の言葉に困惑する男性。
「あ……そうなの……」
困惑する男性は、ふと少女風少年の胸が気になった。
「で、胸の所に丸い物を2つ入れてる訳ね?」
しかし、この男性が驚くのはまだ早かった。
「いいえ」
「……いいえぇーーーーー!?」
「これは、女性化乳房と言う病気だそうです」
男性の混乱はピークに達しているが、少女風少年のネタバラシはまだまだ続く。
「ただ、僕の場合は転送魔法で皮下脂肪を胸に集めながら治療魔法で乳腺の発達を促進したんです。いわゆる、人工混合性女性化乳房です」
男性はこの少女風少年に話しかけた事を後悔した。
「そんな事……出来るの?」
「出来ますよ。僕はプリーストなんで」
「この歳でもう中級兵種なんだ。君凄いね……って!そうじゃなくて!」
そんな男性の混乱に対し、少女風少年は急に話題を変えた。
「それより、この辺の悪さをしているモンスターはいませんか?」
「?……」

ぽかぽか陽気の平原を歩いていた筈の旅人2人が急な吹雪に苦しんでいた。
「何だこの寒さは……このエリアは温暖と聴いていた筈だが」
「取り敢えず街に急ごう!其処で暖をとる
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