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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第24話
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線を向けられたアーロンは不敵な笑みを浮かべて答えた。

「ハッ、せいぜい期待させてもらうぜ。」

その後情報収集を再開したヴァン達が新市街を歩いているとマリエルがヴァン達に声をかけて駆け寄った。



〜新市街〜



「ああっ!見つけました……!」

「またお前さんか……」

「貴方達のことを探してたんです!」

「わ、私達を……?」

マリエルが自分達を探していた事にアニエスは目を丸くして聞き返した。

「要件なんて決まっています!昨夜あれだけの事件があったんですから!聞けば貴方達がいち早く現場に駆け付けたそうですね。当時の状況をぜひ詳しく聞かせてください!」

「何なんだこいつは?」

「記者の方だそうです。」

「ハン、小娘が嗅ぎまわってんじゃねえよ。下手に首突っ込まねぇ方が身のためだぜ。」

マリエルの正体をフェリから聞いたアーロンは鼻を鳴らしてマリエルに忠告した。



「こ、小娘ですってえ!?れっきとした21歳ですけど!?」

「ってまさかの年上かよ……」

自分の警告に対して怒りの表情を浮かべて反論したマリエルの言葉を聞いてマリエルの年齢を知ったアーロンは目を丸くした。

「とにかく、私はジャーナリストとして真実を正しく世の中に伝える義務があります!昨日だって結局”紅い流星”のスクープを掴めなかったですし……今回の件こそ、ちゃんと真相を掴まないと!」

「あれは……なんだかすみません。」

マリエルの口からマクシムの事が出るとアニエスは若干申し訳なさそうな様子で謝罪した。

「あと、個人的にも気になるんです。昨夜のあの霧は絶対変ですから。やっぱり幽霊船の仕業なんでしょうか……」

「ちょっと待て、いま何つった?」

考え込みながら呟いたマリエルのある言葉が気になったヴァンは真剣な表情で訊ねた。

「え?あの霧は変だって……」

「いや、その後だ……」

「ですから、幽霊船の仕業だと……」

「ゆ、幽霊船……?どういうことですか?」

マリエルが見たある存在が気になったアニエスは困惑の表情で訊ねた。



「実は、あの霧が出ていた頃に、ぼんやりと海の方に船のような影が見えたんです。港の何人かに聞いてみましたが、誰も知らないみたいで……となると、あれは幽霊船に違いありません!南の海にそんな伝説があるって聞いたことがあります!霧の夜に現れる幽霊船、遭遇した商船の人は一人残らず殺されるって……!」

「ほ、本当ですか!?そんなものがあるなんて!」

マリエルの話を聞いたフェリは驚きの表情で声を上げた。

「間違いありません!まあ、思ったよりは小さな船だったような気もしますが……」

「……どう考えても
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