第十一幕その七
[8]前話 [2]次話
「エネルギー問題にもです」
「かなり貢献してくれるかも知れないですね」
「ですから」
そう考えられるからというのです。
「有り得ないです」
「そんな兵器が存在していることは」
「はい、それに」
さらにお話しました、先生も学者さんなのでわかっています。
「そんなデマは陰謀論で」
「陰謀論には注意ですね」
「その言葉をよく検証してです」
そうしてというのです。
「事実かどうかをです」
「突き止めることですね」
「そうしないと大変なことになります」
「その通りです、何かありますと」
堀与さんも真剣なお顔で答えました。
「デマがです」
「よく出ますね」
「中には意図的にです」
「悪質なデマを流す人がいますね」
「画像を作成してまでして」
「行う人がいますね」
「悪質な人はいます」
どうしてもというのです。
「世の中には」
「その通りですね」
先生も残念に思いつつ答えました。
「世の中にはです」
「いい人もいればです」
「悪い人もいますね」
「そしてそうしたことを行う人もいますが」
意図的に悪質なデマを拡散する人がです、堀与さんはそのことを強く思いながらそのうえで先生にお話するのでした。
「そうしたことにはです」
「惑わされないことですね」
「何があっても」
それこそというのです。
「そのことが大事だとです」
「思われますね」
「まことに」
こう先生に言うのでした。
「まことに」
「それが時として取り返しのつかないことにつながります」
「その通りです、ただ今の我々は震災の経験が多く」
「それで、ですね」
「震災に対して冷静です」
そうだというのです。
「地震にも台風にも」
「津波や洪水にもですね」
「土砂崩れにも雪崩にも」
「大雨や竜巻、大雪も立派な災害ですが」
「兎に角災害が多く」
そうしたお国柄でというのです。
「経験することは常なので」
「災害に対して冷静ですね」
「冷静である分です」
それだけというのです。
「対応もです」
「冷静ですね」
「そうですし」
その為にというのです。
「私達もです」
「災害が起こった時にですね」
「有り難いです」
被災した人達が冷静であることがというのです。
「まことに」
「僕もそう思います、日本人は冷静です」
「災害が起こっても」
「このことは素晴らしい美徳です」
「そう言っていいですね」
「災害が起こりますと」
先生は暗いお顔でこうもお話しました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ