ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
22.世界の中心・アルン
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るう技術について考えるかというと、もうすぐメンテナンスが終わり俺とキリト、そしてリーファは再び出会い攻略不可能と言われているクエスト..........《グランドクエスト》に挑むこととなる。
グランドクエストの攻略条件に他種族同士で攻略しなければならないというクリア条件があるならそれは問題にはならない。他のクリア条件があるなら、俺たちはただ死にに行くだけとなる。だが、俺とキリトは無謀であっても向かうだろう。例え、クリア不可能でも、俺とキリトが諦めることはないだろう。
考え込んでいるうちに時刻はもうすぐで三時を迎えようとしている。
俺は慌てて、家の中に入り再びシャワーを浴び、軽く飯を済ませ、二階へと上がり再びナーヴギアをかぶる。
ベッドに横になり体の力を抜く。
息を整える。
(俺たちのSAOを終わらせるんだ。アスナを........,!!)
アスナを取り戻すため、俺は再び仮想世界へとダイブする。
「リンクスタート!!」
アルヴヘイム・アルンの宿舎のある一室で目を覚ます。まだ、二人はログインしておらず一人ベットの上に座り込む。
「はぁ〜」
思わずため息が洩れ、俯いていると誰かがログインしてくる。
「.......リーファ」
声のした方にいたのは、黒衣のコートに巨大な剣を背負うキリトくんが。
「どうしたの........リーファ?」
「あのね、キリトくん......。あたし.......あたし、失恋しちゃった」
頑張って笑おうとするも両眼からは大粒の涙が溢れ出てき、止めることが出来ない。
キリトくんは、何も言わずにそっと私を見る。
「ご......ごめんね、会ったばかりの人に変なこと言っちゃって。ルール違反だよね、リアルの問題をこっちに持ち込むのは.....」
笑みを無理やり作ったまま、涙を抑えようとするが収まらない。
「向こうでも、こっちでも、辛いときは泣いていいさ。ゲームだから感情を出しちゃいけないなんて決まりはないよ」
キリトくんは隣に座り、2度、3度、頭を撫でる。
「キリトくん..........」
私は、隣に座るキリトくんに胸を預け泣く。
(あたしはお兄ちゃんが好き。........でも、この気持ちは口にしちゃいけない。胸のずっと深いところに埋めなければいけない。...........いつか、忘れられるように)
「........もう大丈夫。ありがとう、キリトくん。優しいね、キミ」
涙が止まるまで泣き、いつものような笑顔を浮かべる。
「その反対のことはずいぶん言われたけどな」
キリトくんは照れたように頭を掻く。
「.......今日は落ちる?俺も、シュウも、もう大丈夫だと思うし.
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