第三十二章
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ーだ」
照井もまたその言葉に頷いた。
「それならだ」
「スサノオと戦い続ける」
「そういうことになるけれど」
「そのスサノオが音をあげるまで戦ってやる」
そうしてやるというのだった。それが照井の言葉だった。
「根競べをしてやる」
「俺もだ」
「僕もだよ」
二人もだ。それは同じだった。
「この町だけの戦いじゃなくなったみたいだけれどな」
「それなら。それで」
「何か凄い話になってきたわね」
亜樹子は三人の話を聞いて目をしばたかせ口を少し尖らせて述べた。
「風都を出ることになるなんて」
「スサノオは風都以外でも仕掛けてくるからな」
「それでだよ」
「それはそうだけれど。それにしても」
それでもだと言う亜樹子だった。そしてだ。
彼女はあらためてだ。こう三人に話した。
「それならそれでいいわよね」
「いいか?」
「仮面ライダーだからか」
「それでか」
「そうよ。じゃあ私も所長として」
どうするか。それも話すのだった。
「しっかりと働かないとね」
「ああ、頼んだぞ」
「これからもね」
「じゃ、今は」
そしてだ。ここまで話してだ。
今度はだ。こんなことを言う亜樹子だった。
「仕事の依頼が来てるけれど」
「何っ、もうか」
「早いね」
「ええ。さっきサイトの掲示板で書いてあったのよ」
そこで依頼が書かれているというのだ。
「今から待ち合わせ場所のタワーの前に行きましょう」
「わかった、それならな」
左が彼女について行く。そしてだ。
フィリップは事務所に残り照井は警察に戻った。彼等は今は別れた。だがまたすぐに会い供に戦うことになる。それはわかっていた。ただ、今は戦いを離れて日常を楽しむこともしていたのである。彼等のささやかな休息を。
仮面ライダーダブル 最高のパートナー 完
2011・3・12
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