暁 〜小説投稿サイト〜
オズのヘンリーおじさん
第十一幕その八

[8]前話 [2]次話
「何といってもね」
「それでなのね」
「これからね」
「赤ワインも出してもらって」
「楽しませてもらうよ」
「そうなのね」
「是非ね」 
 こうエリカに言いました。
「そうさせてもらうよ」
「ううん、これはね」
 トトはパエリアとアヒージョを見て考えるお顔になって言いました。
「チーズも欲しいかな」
「そう言うと思ってたわ」
 出したドロシーが笑顔で応えました。
「私もね」
「わかっていたんだ」
「ええ、そう言うってね」
 その様にというのです。
「私もね」
「チーズもなんだ」
「出すわ」
「そうするんだね」
「当然ワインも出すし」
 キャプテンのリクエストに応えてです。
「他の飲みものもね」
「出すんだね」
「ジュースもね」
「牛乳もいいわね」
 トロットは飲みものと聞いて言いました。
「これは」
「そうね、牛乳も一緒に飲んで」
 ベッツイも言いました。
「そうしたらね」
「かなり合うわね」
「そうよね」
「濃い味みたいだしね」
「このパエリアとアヒージョは」
「それならね」
「牛乳もいいわね」
 二人でお話します、その横でです。
 ハンクは今ドロシーが出したパンを見て思いました。
「固めの薄くスライスされたものだから」
「ええ、アヒージョのオリーブオイルに漬けたら」
「美味しそうね」
 トロットとベッツイが応えました。
「パンもね」
「そうして食べたら」
「そうだね、オリーブオイルってね」
 ハンクはさらに言いました。
「そうして食べても美味しいよね」
「そうなのよね」
「これがね」
「だからそうして食べればいいね」
「ええ、そうしましょう」
「是非ね」
 トロットとベッツイはハンクを囲んで言いました、そのうえで皆で食べますが。
 おじさんもおばさんもパエリア虎模様のそれだけでなく普通のイカ墨の黒いものや黄色いものを食べて言いました。
「どのパエリアも美味しいな」
「そうね」
「珊瑚礁の中で食べてな」
「潜水艇の中からね」
「そのことも楽しめて」
「最高にいいわね」
「アヒージョも美味しいな」
 おじさんはこちらも食べて言いました。
「凄く」
「ええ、オリーブオイルが味も付けていて」
 おばさんは沸騰させられて今は落ち着いた温度になっているオリーブオイルの中の具を木の串で取って食べておじさんに応えました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ