第十一幕その四
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「そうなるわ」
「そうよね、それで何を食べるのかしら」
「実はまだ考えていないの」
ドロシーはこう答えました。
「何を出そうかって」
「そうなの」
「さて、何がいいかしら」
「場所も決まってないのかしら」
「もう少ししたら移動するつもりだけれど」
深海からというのです。
「次はね」
「それじゃあね」
エリカはドロシーの言葉を受けて言いました。
「まず場所をリクエストするわ」
「何処なの?」
「珊瑚礁よ」
こちらだというのです。
「あそこは奇麗だから」
「そうね、お食事の時に観てもいいわね」
「そうでしょ、だからね」
「場所はあちらね」
「そしてね」
エリカはさらに言いました。
「メニューはパエリアよ」
「そちらなの」
「そう、どうかしら」
「シーフードパエリアね」
「パエリアも色々な種類があるけれど」
「海の中だから」
「それに今回の旅行はシーフードを楽しむことが目的だから」
それでというのです。
「パエリアもね」
「シーフードね」
「そちらにして」
そうしてというのです。
「皆でね」
「楽しむのね」
「珊瑚礁を観ながらね」
「いいわね、それじゃあね」
ドロシーもそれならと頷きました。
「お昼は珊瑚礁でね」
「パエリアね」
「それを食べましょう」
「それじゃあね、海老や烏賊がたっぷり入った」
そうしたというのです。
「美味しいパエリア食べましょう」
「それじゃあね」
こうしたお話をしてでした。
潜水艇は深海から珊瑚礁に行きました、すると色々な色と形の珊瑚達が周りにあって赤や青、黄色の様々なお魚達が泳いでいます。
その海の中にいてです、ドロシーは言いました。
「海のこうした場所もね」
「素敵ですよね」
恵梨香も珊瑚礁を見てうっとりとなっています。
「本当に」
「海の中でも特に素敵な場所の一つですね」
神宝もこう言います。
「珊瑚礁って」
「珊瑚もお魚も奇麗で」
それでと言うジョージでした。
「観ていて飽きないです」
「すっといたい位ですね」
カルロスはにこにことしています。
「ここは」
「しかも周りが全部観られるから」
ナターシャはうっとりと周りを観ています。
「何て素晴らしいのか」
「いや、深海もよかったが」
「珊瑚礁もいいわね」
おじさんとおばさんも言います。
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