第十幕その四
[8]前話 [2]次話
「それで、です」
「今もかけているわね」
「はい、ステーキにもです」
「お醤油かける時あるわね」
「おソースの時もありますけれど」
「お醤油の時も多いわね」
「そうなんです、それとです」
さらにお話するのでした。
「お味噌汁が大好きで」
「お味噌汁出たらいつもにこにこしてるわね」
「お味噌で味付けしたお魚やお肉も」
「味噌漬けとかにしたものね」
「そちらも好きです」
「そうね。ただね」
それでもというのでした。
「貴女だけじゃなくて日本人の人は」
「お醤油やお味噌がお好きですか」
「そうした人が多いわ」
「そうなんですね」
「日系人の人はアメリカの影響を受けているから」
だからだというのです。
「おソースやケチャップで」
「スープですね」
「そうなるけれど」
それでもというのです。
「日本の人達はね」
「そうした人が多いですか」
「というか殆どね、あのお笑いの街もね」
「豊臣秀吉さんが主の」
「あの人もお味噌が好きで」
それでというのです。
「お醤油もね」
「お好きですね」
「奥さんやお母さんが作ったお漬けものが大好物で」
それと共にというのです。
「それでね」
「そのうえで、ですね」
「お醤油やお味噌ね、織田信長さんに至っては」
この人はどうかといいますと。
「もう毎食焼き味噌をいただいているわ」
「そこまでお味噌がお好きですね」
「そうなのよ」
これがというのです。
「あの人はね」
「そうなんですね」
「それで貴女もよね」
「お味噌が好きで」
「お醤油もね」
「大好きです、お醤油がないと」
それこそというのです。
「困る位です」
「そこまでよね」
「そうなんだな、しかし実際に美味しいよ」
おじさんはお醤油をかけた海鮮丼を食べつつ言いました。
「こうして食べても」
「そうですよね」
「とても美味しくて」
それでというのです。
「食事が進むよ、そして」
「お酒ね」
「そちらもだよ」
ドロシーに笑顔で応えました。
「欲しくなるよ」
「海の幸が美味しいからね」
「そうなるよ」
こうドロシーに言うのでした。
「どうもね」
「そうよね、それじゃあね」
「お酒も出してくれるんだね」
「これからね」
是非にというのです。
「そうさせてもらうわ」
「それではね、夜空と夜の海を観て」
おじさんはまた車窓から景色を観て言いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ