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第百二十四話 運動会その四

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「確かに」
「まさに運動会日和よね」
「運動会って強引にやる学校あるわよね」
「台風とか来ても」
「それでもね」
「そうした学校あるのよね」
「うちは何でも天気が悪かったら」 
 その時はとだ、富美子は一華に話した。
「室内グラウンドとか体育館でね」
「やるわね」
「そうするのがね」
 それがというのだ。
「うちの学校で」
「問題ないわね、雨でも」
「ええ、けれどね」 
 それでもというのだ。
「やっぱりやるならね」
「晴れがいいわよね」
「室内だと色々制約あるしね」
「ドームでもないとね」
「ドームね、あれはいいわね」
「そうよね」
「雨でも何でもね」 
 どういった気候でもというのだ。
「出来るからね」
「いいわよね」
「そうそう」
 これがというのだ。
「本当にね」
「そうよね」
「ただね」
 ここで理虹が言ってきた。
「ドーム球場でもペルーナドームだとね」
「埼玉の」
「西武の本拠地のね」
 こうかな恵に話した。
「あそこはね」
「空いてるところから雨とか雪が入って」
「虫もね」
「ドームのよさがね」
「天井はあるけれど」
 それで雨天時でも試合は出来るがというのだ。
「寒い時は寒くてね」
「暑い時は暑いのよね」
「そんな球場で」
 それでというのだ。
「もうね」
「とんでもないわね」
「もうね」
 それこそというのだ。
「あそこまで凄い球場はね」
「ドームでもね」
「あまり意味ないわよ」
「あれはないわね」
「甲子園は雨降ったら試合出来ないけれど」
 阪神タイガースの本拠地であるこの球場はというのだ。
「ああしたドームの意味が何割かない様な」
「そうした球場じゃないわね」
「ええ、ただ甲子園がドームだったら」
 理虹はここでこう思った。
「雨の時もね」
「試合出来るわね」
「これはいいかもね」
「甲子園がドームね」 
 留奈もその話を聞いて言った。
「確かにね」
「いいかしら」
「私もそう思うわ」
 こうかな恵に答えた。
「お話を聞いたら」
「留奈ちゃんもそう思うのね」
「ええ」
 そうだというのだ。
「本当にね」
「甲子園がドームだったら」
「雨の時も試合出来ていいわよ」
「そうだったら」
 かな恵もその話を聞いて言った。
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