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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第132話 決闘の始まり
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俺達はそう言って接近すると再び斬り合いに持ち込んだ。激しい剣閃と金属音が辺りに響きまるで暴風雨のような衝撃が辺りを振るわせていく。
「あはは、楽しいですね!」
「ああ、良い勝負だ!」
男らしい真正面からのぶつかり合いに俺も気分が高まってきた。
「そらっ!」
俺が横なぎに振るったナイフをディオドラはジャンプして回避する。俺は迎撃にフライングナイフを放つがディオドラも魔力の刃を飛ばして相殺した。
「はぁっ!」
俺もドラゴンの翼を生やして空中戦に持ち込んだ。赤い軌跡と紫の軌跡が高速で動き回り交差すると火花が散らされる。
『イッセー、気分が上がっている最中にすまんがおかしくないか?いくら悪魔とはいえお前とここまでやり合えるとは俺には思えん』
すると俺の脳内でドライグがそう声をかけてきた。確かに言われてみればディオドラがここまで強かったのは想定外だ。サーゼクスさんのような超越者が何人もいるとは思えないな。
もしかしたらディオドラはグルメ細胞を持っているのか?でもそんな事見ただけでは判断できないしな……あっ、そうだ!
『なあオーガー。アイツからグルメ細胞を感じるか?』
『気安く声をかけてくるな……アレからは何も感じない』
『ははっ、答えてくれてありがとうな』
俺は心の中でオーガーに声をかけると彼は悪態をつきながらもぶっきらぼうにそう答えてくれた。グルメ細胞の悪魔であるオーガーがそう言うならディオドラにグルメ細胞は無いのだろう。
『むう、奴の言うことなど信じたくはないが……』
「オーガーは嘘をつくような奴じゃない。お前もそれは感じるだろう?」
『ふん……』
ドライグはふてくされたように引っ込んでしまった。オーガーの方を信じたから拗ねちゃったのか……
「ディオドラの強さの秘密は後回しだ!今はあいつに勝ってアーシアを守れる男だって証明して見せる!」
いろいろ気になることが出来たが今は決闘に集中しようと考えを切り替えた俺は向かってきたディオドラに視線を向ける。
「はああぁぁぁぁぁっ!!」
「26連!ツイン釘パンチ!!」
魔力を全身に纏い流星のように突っ込んできたディオドラに俺はツイン釘パンチで対抗した。激しい魔力と闘気のぶつかり合いに空気が震え石作りの地面に亀裂が入った。
「いっけぇぇぇ―――――っ!!」
少しの間拮抗していたが俺が気合を入れて更に力を籠めるとディオドラの剣をへし折ってツイン釘パンチが直撃した。
「ぐあぁぁぁぁぁっ!?」
ツイン釘パンチを受けたディオドラは不規則な軌道で吹き飛んでいく、そして大きな柱をなぎ倒しながら土煙に
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