第八十話 教会の仕組みその十四
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「家族みたいにね」
「仲がいいんですね」
「私の教会もそうだしね」
奥華とその系列もです。
「だからね」
「合わせることも大事ですね」
「新一君って単独行動多いから」
何か誰かとお付き合いすることは少ないです。
「一人で色々な場所行くでしょ」
「それが一番気楽ですしね」
「やっぱりそうよね」
「はい、一人で行動しています」
「大抵そうね」
「先輩とは別ですが」
何故かここで私の名前を出します。
「そうすることが多いです」
「それをよ」
「変えることですか」
「変えろとは言わないけれど」
それは別にと答えました、どうも一人であちこち行くのは新一君の趣味だからです。それでそうしたことは言いませんでした。
「けれど人が大勢いて」
「何かを一緒にする時は」
「その時はね」
是非にとお話しました。
「合わせてね」
「そうすることですね」
「そう、人にね」
まさにです。
「合わせてね。新一君嫌いな人とは合わせないわよね」
「そんなこと無理ですね」
とてもはっきりとした返事でした。
「顔も見たくないですし」
「嫌いだとね」
「お話なんてとても」
「したくないのね」
「はい、嫌いですと」
「じゃあ合わせるなんてね」
「絶対に無理ですね」
またはっきりとした返事でした。
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