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夢幻水滸伝
第三百四十二話 南進開始その十

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「どないや」
「全機整備と補給が整いました」
「銃弾や爆弾も装填しました」
「パイロット達の休息も充分です」
「食事も摂りました」
「ほな今から出撃や」
 エリカは報告を聞いてそれならと答えた。
「ええな」
「わかりました」
「ではこれより敵艦隊を攻撃しますね」
「そうしますね」
「まずは空からな、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「徹底的に攻撃してな」
「艦隊での攻撃の前にですね」
「かなりのダメージを与えますね」
「そうしますね」
「そうするで」 
 こう言って艦隊を出させた、そしてだった。
 敵艦隊に空から攻撃させた、急降下爆撃に雷撃にだ。
 機銃掃射や術での攻撃もさせた、エリカはその状況を旗艦の艦橋から聞いていたが戦局を把握して言った。
「いい感じや、このままや」
「攻めていきますね」
「こちらの武器が尽きるまで」
「そうしますね」
「そしてダメージを与えていく、艦隊はや」
 自分達はというと。
「今も敵艦隊に向かってるが」
「攻撃射程に入れば」
「その時はですね」
「艦隊も攻撃を開始しますね」
「そうするで、兎に角敵の艦隊はな」 
 ニューオーリンズから出て来た彼等はというのだ。
「徹底的に叩いてな」
「敵の戦力を奪う」
「そうしますね」
「街の攻略の為に」
「そうするんや、全てはや」
 まさにというのだ。
「あの街を手に入れる為や」
「そうですね」
「それではですね」
「敵の艦隊を徹底的に叩きますね」
「艦隊戦も行って」
「そうするで」
 確かな声で言いつつだった。
 エリカは航空隊に彼等の可能な限り攻撃を行わせた、そうしてかなりのダメージを受けて海にある敵艦隊を確認するとだった。
 エリカは自身が率いる艦隊にだ、こう命じた。
「まずは雷撃や」
「駆逐艦や軽巡を用い」
「そうしてですね」
「それを行いますね」
「まだ戦える敵艦にや」 
 見れば結構な数がそうである。
「攻撃を仕掛けるんや」
「雷撃で以て」
「魚雷で攻撃しますね」
「そうしますね」
「そや、敵にも魚雷があるが」
 自分達と同じ兵器にというのだ。
「そっちの性能もや」
「こちらが上ですね」
「威力だけでなく射程も」
「そちらもですね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「アウトレンジ攻撃を行い」
「敵艦隊にダメージを与える」
「そうしますね」
「この度は」
「そや」
 まさにというのだ。
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