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夢幻水滸伝
第三百四十二話 南進開始その八

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「掌握するで」
「わかりました、あの街にはある程度の水軍がいますが」
「彼等も破り」
「そして街に上陸して」
「武力で攻め取りますね」
「そうするで、港から攻めもして」
 そうしてとだ、エリカは水軍の将兵達に攻め方の話もした。
「街の外にもや」
「上陸してですね」
「城門や城壁からも攻めますね」
「そうもしますね」
「そうするで、あと航空隊もな」 
 艦載機等のこの戦力もというのだ。
「展開するで、敵は空母がなくてな」
「艦載機もなく」
「街にいる戦力もですね」
「然程ないですね」
「そこも衝きますね」
「そうするで、制空権をまず握って」
 そうしてというのだ。
「攻めるで」
「わかりました」
「では艦載機を出撃させますね」
「飛兵達も」
「そうしますね」
「そうするで」 
 こう言ってだった。
 エリカはニューオーリンズに艦隊を向かわせ艦載機の移動範囲内に入ると彼等を街に出撃させた、そのうえで彼等に命じた。
「ほなな」
「はい、まずは敵の航空隊を叩きますね」
「そして制空権を奪いますね」
「そうしますね」
「そうするんや、ただ街を攻める時にな」 
 エリカはその時の話もした。
「敵の高射砲と対空砲には注意するんや」
「そちらですね」
「我々のものより性能は落ちますが」
「それでも厄介ですね」
「あるだけで」
「制空権を握ったらな」 
 その時はというのだ。
「真っ先にな」
「高射砲と対空砲ですね」
「そうしたものを攻撃してですね」
「潰しておきますね」
「そうしてもらうで」 
 貝殻で出撃した航空隊の者達に話した。
「ええな」
「わかりました」
「それではです」
「その様に攻めましょう」
「この度は」
「その様にな、そして」 
 エリカはさらに話した。
「その次にや」
「敵の艦隊ですね」
「ニューオーリンズに停泊している」
「彼等を攻めますね」
「そうするで、どうもあの街の市長さんも駐留部隊の隊長さんも気が強いらしくてな」 
 そうした者達でというのだ。
「簡単には降らんみたいやし」
「それなら攻め取る」
「そうしますね」
「そうするで、降らんなら仕方ないわ」
 それならというのだ。
「攻めるで」
「わかりました」
「ではその様にしましょう」
「この度は」
「よろしゅうな」 
 こう言ってだった。
 エリカは航空隊にまずは敵の航空隊を攻めさせた、彼等は数と兵器それに装備の質を活かしてだった。
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