第二十六章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
それが激突する。ここではだ。
ドーパメントのテクニカルな攻撃が効いた。まずはだ。
アクセルの頭部を左から打つ。続いてだ。
脇を打つ。連続攻撃だった。
「くっ、しまった」
「上手くいったわね」
ドーパメントは攻撃を決めてから言った。
「貴方の動き、読めてきたわ」
「俺の動きがか」
「確かに速いわ」
それは認めるのだった。
「けれど。その動きは」
「どうだというのだ」
「単調ね。だからすぐにわかったわ」
「単調か」
「ええ、どうすればいいのかわかるから」
それでだというのだ。
「動きがわかれば。どうということはないわ」
「わかった、それはな」
アクセルは言われても動じなかった。全くだ。
そしてそのうえでだ。一旦だ。
彼は右足から蹴りを放った。その狙いはだ。
ドーパメントの頭部だ。先程彼が打たれたその左の頭部をだ。打とうとする。
しかしそれはだ。あっさりとだ。
ドーパメントに防がれる。彼女は今度は腕で受けてみせたのだ。
「これがどうしたと・・・・・・!?」
「攻撃は一つとは限らない」
こう言ってだ。今度はだ。
右足を一瞬で引っ込めてだ。一気に左に回る。
そしてもう一方の、左足でだ。ドーパメントの延髄をだ。
一気に蹴る。跳び上がってそのうえでだ。
蹴り切る。それは確かにドーパメントの延髄を打った。
「くっ!」
「こうしたやり方もある」
攻撃を放ってからの言葉だった。攻撃をしてから着地する。
そしてだ。さらにだ。
エンジンブレードとトライアルのマキシマムドライブをだ。同時にだった。
使いそのうえで前に倒れようとするドーパメントの前に回ってだ。
一気に斬り刻む。その文字はティーの文字だった。
それで斬ってだ。ドーパメントを爆発させたのだった。
「勝負ありだな」
こう言うのだった。その技マシンガンスラッシャーを放ってからだ。
ドーパメントは元の姿に戻っていた。イナゴの女の姿にだ。
その姿で立ちながらだ。そうしてアクセルに言うのだった。
「直線的だけじゃないのね」
「これでわかったな」
「ええ。急に曲線的にも動けるわね」
それがわかったのだ。今になってだ。
「頭を使って」
「少なくとも馬鹿ではないつもりだ」
こう述べるアクセルだった。
「伊達に今まで戦って生きてきたわけじゃない」
「そうね。その通りね」
「そしてだな。御前は」
「ええ、残念だけれどね」
女の言葉に苦いものが宿っていた。何とか立ちながらだ。
「これで終わりね」
「今回はだな」
「また。会うかも知れないわね」
「その時はまた倒してやる」
アクセルは強い声で女に告げた。
「何度も何度もな」
「それが仮面ライダーなのね」
女もだ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ