第二十五章
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「それは言っておくよ」
「ではどうして俺を倒すつもりだ」
「それを今見せてあげるよ」
こう告げてだ。彼は構えに入ったのだった。
ディケイドはだ。敵の攻撃を一旦左手で受けた。そのうえで。
相手のその手をもう一方の右手で掴んでだ。横に思いきり投げた。
「なっ!?」
「いい攻撃だ。しかしだ」
その攻撃はだ。こうだと言うのだった。
「無意味だ。あるライダーの言葉だ」
「くっ、仮面ライダーの言葉か」
「そうだ、ライダーの言葉だ」
まさにだ。それだというのである。
「それを言っておこう」
「無意味か。俺の攻撃が」
「それを見せよう。行くぞ」
ベルトを押した。そのうえで跳躍する。その彼とドーパメントの間に。
「クウガ」
「アギト」
「龍騎」
「ファイズ」
「ブレイド」
「響鬼」
「カブト」
「電王」
「キバ」
「ディケイド」
全てのライダーのカードがディケイドの前に出て。そして。
ディケイドは蹴りを繰り出す。全てのカードを蹴り破る様にしてだ。
ドーパメントを貫く。それで勝負を決めたのだった。
「ぐっ・・・・・・」
「終わりだな」
着地してからだ。ディケイドは告げた。
「そうだな」
「まさか。これだけの力を持っているとは」
ドーパメントはよろめきながら。ディケイドに対して呪詛めいた言葉を出した。
「仮面ライダーの力は」
「これ以上の力も持つ」
ディケイドはそれに留まらないというのだった。
「仮面ライダーの力は無限に進化するものだ」
「進化するのか」
「仮面ライダーは人そのものだ」
「人だからか」
「人は無限に進化し成長するものだからだ」
それならば人であるライダーもだ。そうなるというのだ。
そしてだ。そのうえでだった。
壊れる様に消えていくドーパメントを見送る。そして。
ディエンドは銃から光を放ちクウガとキバーラは跳んだうえでそれぞれ蹴りを放ってだ。そのうえでそれぞれの相手を倒していた。
そうしてだ。彼等も相手の最期の言葉を聞くのだった。
「まさかな」
「こんなにあっさりやられるなんて」
「これが仮面ライダーの力だというのね」
「そうなるね」
ディエンドが最初に彼等に応えた。
「多分君達もこれから何度も蘇るだろうけれど」
「それでも。俺達はその都度」
「さらに強くなって貴方達と戦います」
クウガとキバーラも告げた。
「この戦いも」
「そのつもりで戦いました」
「覚悟が違ったというのか」
「私達とは」
「それで私達は敗れた」
「わかったかな。それじゃあ」
いよいよ消えようとする彼等にだ。ディエンドがまた告げた。
「さようならだね」
この言葉が終わると同時にだった。ドーパメント達は消え去った。後に残ったの
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