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豊臣秀吉が異世界で無双系姫騎士やるってよ
第1話:不足尽くしの強国
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ん?……
ワシの目が開く?
何故開く?
ワシは死んだ筈では……
それに……ここはどこじゃ?
天井も……何じゃこの柵は?
牢の割には上ががら空き―――
……
何じゃこれは!?
これがワシの手!?
まるで赤子ではないか!?
ワシは何時の間にこんなに手が縮んだんだ!?
それに……足が上手く動かせん!
何かの束縛を受けていないのに足が動かんとは……
まさか……足も縮んだのか!?
そうじゃ!起き上がる事ぐらいは出来る筈じゃ!
……あれ?……
頭が異様に重いぞ?……
まるで横になって寝る事しか出来ない赤子になったみた……
……はっ!
無い無い!それは無い!
その様な妖術が在るなら既に他の誰かが使っておるわ!
あーははははははははは!
……
そんな冗談を言ってる場合じゃないぞ。
この様な手足でどうやって動けと言うのじゃ?
む?
誰か来た?
「産まれたか?」
「はい。もうお抱きなっても大丈夫です」
う……
産まれたぁー!?
ちょっと待て!
ワシは本当に赤子に戻ってしまったと言うのか!?
そんな馬鹿な!何かの間違いじゃ!その様な異様な妖術がこの世に在る筈が!
それに、ワシを持ち上げようとしている者の姿、どう視ても南蛮人か紅毛人だぞ!
「して、我が子の性別は?」
「姫君にございます」
「娘か」
姫君ぃー!?娘ぇー!?
ワシは男だぞ!
こやつら何処に目を付けておるのじゃ!
「で、陛下、お名前は?」
「名か……」
ワシは秀吉じゃ!関白・大政大臣の!
信長様の許で働き、必死に戦果を稼いで、必死に登り詰め、太閤として死んだ!
つまり、このワシがこんな所で赤子となって女子となって……何を言っておるのじゃワシはぁーーーーー!?
「……オラウ・タ……今日からこの者をオラウ・タ・ムソーウと呼ぼうぞ」
何で……
どうしてこうなったあぁーーーーー!

どう言う原理なのか……
かつて豊臣秀吉だった私は、ムソーウ王国第三王女『オラウ・タ・ムソーウ』に産まれ変わった……様です……
……本当に……どう言う原理……
ま、私をあのままにしていたら、間違いなく病に殺されていたので、まぁ儲けもんと考えてオラウとして生きていこう……
……と思ったのですが……
このムソーウ王国の軍隊……何か変です。
私が聴いた話だと、このムソーウ王国は常勝無敗の無敵の強国……だ、そうですが……
豊臣秀吉(わたし)が視た限りだと、祖国(このくに)は常勝軍団が常備するべきモノが1つも無いとしか言えません!
なのに祖国(このくに)が常勝軍団を維持し続ける事が出来るのは、階級が部将以上の将校全員が……まるで作り話に出てくる一騎当千の様に強過ぎるからだ!
どうやら、祖国(このくに)の軍隊の階級は対象者に鬼の様な強さを
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