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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
第1章
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[9] 最初
と言ってよー どういう意味なの」と、思ったけど、人気のある充君に近づこうとしている女の子達の眼も気になっていたので、それ以上は・・。それっきりになってしまった。ずるい あいつ。中途半端に言いぱっなしで・・。付き合うってこと? はっきり言えよ と だけど、私もあいつに告白できない。私なんか、どっちみち釣り合わないと思うから・・。でも、確かめたいと悶々としながらも、過ぎてしまった。
 
 私は、地元の高校へ進んだ。あんまり、品の良い学校ではなくて、素行の悪い子とか成績の良くない子が行く、程度としては最低の方だ。中学の知り合いが行くのは、嫌だったんだけど、私は、そんなに勉強ができる方じゃあなかったし、でも親にお願いすれば私立の学校に行けたかもしれなかった。でも、私はもうどうでもいいやーと思ってしまっていた。充君は私立だが京都の中でも名門の高校に進んだみたいだった。又、縁遠くなってしまっていた。

 でも、私には、充君との小学校の時の思い出があった。私が席を立とうとしたとき、よろけてしまって、隣の席の充君の股の間に手をついてしまった・・・グニャっと柔らかな感触が・・。「オイ サダ・・」「あっ ごめんなさい 痛かった?」「いいやー でも 大事なとこだぞー 大人になったら、ちゃんと大きいの触らせてやるよ」「そんなー 充君 変態かー」と、その時から、すごーく意識する存在になったのだ。だけど、高校に進んでからは、彼の存在が私の中からは消え去ろうとしていた。惰性で学校に行って、勉強するでもなくクラブ活動するでもなく体育の授業でも出来るだけ目立たないようにと過ごしていたのだ。
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