第二十一章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「仮面ライダーとしてだ」
「戦わせてもらうよ」
「わかったと言ってやろう」
大道が不遜な態度で二人に返した。
「だが。それでもだ」
「我々にも意地があるので」
「ここは勝たせてもらうわ」
加頭とネオンも言う。
「では。今から」
「戦いの開始ね」
「フィリップ」
「うん、翔太郎」
二人はだ。三人が前に動いたのを見て。まずは顔を見合わせた。
「いいな、今からな」
「変身だね」
「よし、行くぞ」
「そうしよう」
こうしてだった。左もフィリップもそれぞれの手にガイアメモリを出す。するとだ。
腰にベルトが出ていた。それを意識しながら。
カードをかざしてだ。言葉を出した。
「変身!」
「変身」
「サイクロン」
「ジョーカー」
二人同時に叫んだ。そのうえで。
ベルトにガイアメモリを差し入れてだ。変身に入るのだった。
光に包まれてだ。フィリップが倒れる。
左はベルトの前で手を交差させた。そのうえでだ。
仮面ライダーになった。しかしだった。
彼等は二人で一人、それに対してだ。
敵は三人、その差は明らかだ。それを見てだ。
「翔太郎、ここは」
「あの女が出していたあのガイアメモリをか」
「そう、それを使おう」
こう左に話すのだった。
「さもないと。三人を一度に相手にすることは」
「危険だな」
「しかも只の三人じゃない」
フィリップはこのことも話した。
「僕達がこれまで戦ってきた中でも」
「ああ、最悪の連中ばかりだな」
仮面ライダーエターナルとユートピアドーパメントを見ての言葉だった。
「相手をするにはな」
「そう、だからこそね」
「じゃあフィリップ、いいな」
左の判断は早い。すぐにだった。
その右手にあの黄金のガイアメモリを出していた。そのメモリを赤いベルトに入れた。赤と金が一つになる、するとであった。
「トリプル」
ライダーが一気に三人になった。そのうえで彼等と対峙するのであった。
まずはだ。大道がだった。その三人になった彼等を見て言った。
「成程な、二人が一人になってそうしてか」
「そうだ、三人になった」
「けれど僕達は二人のままということだ」
左とフィリップがそれぞれ答える。声は三人のライダー達からそれぞれ聞こえる。
「さあ、そしてだ」
「君達も変身するんだね」
「そうでないと戦うことはしないな」
大道が二人に問う。鋭い目になってだ。
「それが仮面ライダーのやり方だったな」
「御前も仮面ライダーだがそれは違うようだな」
「相手が誰であろうとお構いなくだね」
「その通りだ。しかしだ」
それでもだとだ。彼もその左手にベルトを出す。
赤く禍々しい形のベルトだ。それを己の前に掲げてだ。
腰に装着させてだ。今
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ