第十七章
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「それはだ」
「それはって。やっぱりあれかよ」
「そうだ、勝つことだ」
鋭い目で屋敷の扉を見ながら。小野寺に答える。
「そうなってこそだ」
「そうだよな。戦うからにはな」
「勝たないといけませんよね」
光は真剣な面持ちで門矢のその言葉に応えた。
「絶対に」
「そうだな。じゃあ行くか」
「うん。敵はおそらく」
フィリップは左に応えて述べた。
「エターナルにユートピアドーパメント、それにあのイナゴの女」
「三人、いやもっといるな」
「そうだね。それだけじゃないね」
「後は。誰が出て来るかだな」
「誰が出ようともだ」
照井は門矢以上に鋭い目になっていた。静かな闘志をそこに見せている。
「倒す。それだけだ」
「そういうことだな。倒し、そして」
「勝とう、この戦いも」
左もフィリップも述べてであった。彼等は一斉に前に出た。七人の戦士達は横一列になってだ。そのうえで戦いの場に足を踏み入れた。
すると早速だった。四人出て来た。それは。
「成程な、エターナルが復活しているからな」
「彼等も蘇った」
「そういうことだな」
左にフィリップ、照井が彼等を見てそれぞれ言う。その四人とはだ。かつてエターナルが率いていた彼等だった。彼等が出て来たのだ。
そしてそのうえでだ。戦士達に対して言ってきた。
「じゃあ今からな」
「楽しみましょうね」
「折角復活したんだしね」
「戦わせてもらうぜ!」
芦原賢、泉京水、羽原レイカ、それに堂本剛三の四人であった。彼等が出て来たのである。
そしてその後ろには無数のドーパメント達もいる。その数は。
「数えるだけ面倒だね」
「だよな。総力戦なんだな」
海東と小野寺が言った。
「じゃあ僕達もね」
「ああ、戦うか」
「あの、いいですか?」
光が左達に声をかけてきた。
「ここは私達に」
「任せてもらおうか」
最後に門矢が左達三人に告げた。
「それでいいか」
「何言ってるんだ、俺達だってな」
「戦わないでどうする」
左と照井が眉を顰めさせて門矢達に言い返す。園咲家の庭は既にその四人とドーパメント達で埋め尽くされてしまっている。
その彼等と対峙しながらだ。左達は話すのだった。
「その為にここに来てるんだしな」
「何の為の仮面ライダーだ」
「安心しろ。あんた達の相手はまだいる」
しかしだった。門矢は三人にこう告げたのだった。
「屋敷の中にな」
「そうだね。いるね」
フィリップが門矢のその言葉に応えて頷く。
「彼等が」
「その相手をしろ。ここは俺達に任せてだ」
「いけるな、俺達がいなくても」
「安心しろ。俺達も仮面ライダーだ」
左と門矢はお互いの顔を強い表情で見合いながら話す。
「この程度の相手はだ」
「やれるん
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