第十六章
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言った。
「戦う場所には奇麗過ぎるかな」
「いや、そうした場所の方がいい」
だが門矢はこう彼に返した。
「見映えがする」
「だからいいんだ」
「戦う場所も凝っていれば余計に戦いがいがある」
「士がそんなことを言うなんて思わなかったよ」
「何故だ、それは」
「いや、芸術には興味がないんじゃないかって思ってね」
笑顔になって門矢に話すのだった。
「だからね。そう思ったんだよ」
「それでか」
「けれど。絵になるのは確かだね」
「そしてそれが最高の絵になるには一つ条件がある」
門矢は既に身構えている。そのうえでの今の言葉だった。
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