暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百四十二話 南進開始その三

[8]前話 [2]次話
「そして最後に歩兵ですね」
「勿論や、歩兵なくしてや」
「陸上戦はないですね」
「歩兵のない陸上戦はないわ」
 トウェインはきっぱりと言い切った。
「これは少なくとも起きた世界でもや」
「そうは変わらへんですね」
「機械の兵士になってもな」
「やはり歩兵は必要ですね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「わい等の軍にも歩兵はおってな」
「しかも主力ですね」
「紛れもなくな、それで最後はや」
 電撃戦のというのだ。
「出てもらうわ」
「そうなりますね」
「そや、ほなな」
「その様にですね」
「戦を進めてくで」
 トウェインはミニーと話した後で軍に進撃前の最後の命令を下していった、そして五時になると
空も白くなってきていたが。
 進撃を告げたその時にだった、彼等の上空に自軍の航空隊があってだった。
 敵の航空隊に攻撃を仕掛けていた、ミニーはそれを見て言った。
「はじまっていますね」
「敵も事前に航空機を出してたな」
「そうですね」
「ああ、けどな」
「こちらが先んじていますね」
「上空を抑えてな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでや」
「攻撃していますね」
「倍以上の戦力でな、そして別の部隊がな」
「敵の空港に向かい」
「攻撃を仕掛けてるわ」
「敵の航空隊を攻撃して」
「そうして敵の航空戦力を奪ってるわ」 
 そうしているというのだ。
「有り難いことにな」
「それは何よりですね」
「そしてわい等な」
「今からですね」
「砲撃開始や」
 それを行うというのだ。
「爆撃もはじまるしな」
「そうしますね」
「鉄条網も塹壕もトーチカもな」
 敵軍のそうしたものをというのだ。
「砲撃と爆撃、それに術の攻撃でや」
「吹き飛ばしますね」
「わい等も術を使ってや」
 自分達もというのだ。
「攻撃してな」
「敵の陣地を破壊しますね」
「そうするで、ええな」
「はい、ほな」
「砲撃と術での攻撃も開始や」
 こう言って実際にだった。
 トウェインは砲撃も開始させた、そこに届く範囲であるが術への攻撃も命じた。彼とミニーも術を使ってだった。
 敵軍の陣地を砲撃した、爆撃も加わってだった。
 敵軍の鉄条網に塹壕、トーチカといったものが次々と吹き飛んだ、そこにいる敵兵達は攻撃を受けてだった。
 彼等も吹き飛ばされ這う這うの体で逃げ出している、トウェインはその状況を見て戦車や装甲車の機械化部隊を進ませたが。
 ここでだ、彼はこうも命じた。
「死んだ敵兵の遺体や魂の確保や」
「それを行ってですね」
「後で復活させてな」
 そうしてとミニーに話した。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ