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夢幻水滸伝
第三百四十二話 南進開始その一

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                第三百四十二話  南進開始
 ホイットマンはアリゾナ州とニューメキシコ州の境においてコロラド州にいるミッチェルに貝殻で言っていた。
「こっちの準備は整ったわ」
「こちらもです」
 ミッチェルはすぐに答えた。
「もう後はです」
「進撃開始の命令が来たらな」
「何時でも動けます」
「そやな、さっきカンザス州のスタインベックそれにオニールと話したらな」
「どうでした?」
「そっちも同じや」
 彼等が率いる軍もというのだ。
「もうや」
「準備は整っていますか」
「そうなってるわ」
「そうですか」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「後はな」
「トウェインさん次第ですね」
「予定やと明日の早朝にな」
「動きますね」
「今夜の七時やけどな」 
 この時間だがというのだ。
「それがや」
「明日の朝の五時にですね」
「進撃開始や、おそらく今にでもな」
「トウェインさんから連絡が来ますね」
「あの人が率いる主力の準備も整ってるとのことやし」
「まさにですね」
「今にもな」
 こうして二人で話しているその間にもというのだ。
「来るで」
「そのお話が」
「そうなるやろな、それでそっちはもう夕食は食ったな」
「はい、もう」
 ミッチェルはまさにと答えた。
「そうしました、カルボナーラ食いました」
「こっちはスパムサンドや」
「そうですか」
「他にもシチューとボイルドベジタブルや」
「そういうの食いましたね、あとこっちは野菜と豚肉のオリーブオイル炒めでした」
「それにパンやな」
「はい、それでこれから夜食に」
 それでというのだ。
「レーションのオートミール食います」
「こっちはパンや、ほなそれも食ってな」
「予定通りならですね」
「明日な」
 早朝の五時にというのだ。
「進撃を開始しような」
「お互いに」
 こう話した、そしてだった。
 二人は貝殻を切った、そうして夜食が自分の前に来たところでだ。
 ミッチェルは電報を受け取った、するとすぐに将兵達に告げた。
「夜食をたらふく食ったら寝ましょう」
「そうしてですね」
「五時にはですね」
「動きます、明日は早いですわ」
 こう言うのだった。
「三時半に起きて飯食って」
「最後の準備を行いますね」
「進撃前の」
「そして五時になったら」
 その時はというのだ。
「進撃開始ですわ」
「わかりました、ではです」
「これより夜食を摂ります」
 将兵達も応えた。
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