第八話 人の姿でその十三
[8]前話 [2]次話
「特徴あるな」
「そうだよね」
「その特徴をよく認識したらいいのね」
マジーヌも言ってきた。
「要するに」
「探すにあたってね」
「そうね」
ガオーンにまさにと応えた。
「ここは」
「そうだね、しかし」
ガオーンは考える声で首を傾げさせつつ述べた。
「僕達はそんなに意識してなかったけれど」
「その機械の身体だしね」
「このことはかなりの特徴だね」
「それにね」
マジーヌはさらに話した。
「人間の身体も入っていたら」
「余計に独特だよ」
「これ以上はないまでにね」
「そうだね、それじゃあ」
「そうした人の反応調べていきましょう」
「それじゃあね」
こうしたことを話してだった。
戦隊の面々はそうした人間、機械化された身体と生身の身体が混在している人物を探した。それぞれのチームにある装置でそうした人間の反応を空から確かめたが。
熱田は唸ってだ、キラメイジャーの拠点でこんなことを言った。
「いや、巨大ロボットを使うと」
「空から調べるとね」
それならとだ、早見が応えた。
「やりやすいわね」
「飛んでね」
「そうよね」
「何でも使い様だな」
射田は腕を組み考える顔で述べた。
「本当に」
「そうだよね」
熱田は射田にも応えた。
「巨大ロボットにしても」
「戦いに使うだけじゃないな」
「何かと使えるね」
「救助活動にも使えるしな」
「そうそう、工事とかにも」
「それでこうしたことにも使えるからな」
「有り難いね」
熱田も言った。
「そこまで考えると」
「そうね、どのチームもそうしていってるし」
大治もそれはと応えた。
「そう考えたらこれからもね」
「うん、これは人の為にもなるし」
だからだとだ、熱田は大治に応えた。
「皆でやっていこうね」
「そうよね」
「人を助けることも戦隊だ」
こう言ったのは押切だった。
「それならな」
「巨大ロボットを色々な人助けに使っていこう」
「是非な、そして今回もな」
「ドクターマンを探す為にね」
「使っていくことだ」
「是非ね、しかし」
ここで熱田はこうも言った。
「ドクターマンって何か可哀想だね」
「そうですよね」
マブシーナもそれはと応えた。
「調べていますと」
「その時のことをね」
「確かに行いは許せないですが」
「物凄くね」
「可哀想な人ですね」
「色々間違った考えもあってね」
熱田もそれは否定しなかった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ