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色々と間違ってる異世界サムライ
第24話:憧れと現実
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ン》!」
べるでぃあの配下がめぐみんの妖術であっという間に消し飛んでしまいました。
「凄く……気持ち良かったです……」
「あぁ!観てるこっちもな!」
セツナ殿は喜んでおりますが、その程度の者が暗殺と言う大事な責務を与えられるであろうか……
「クハハハハ!面白い。この俺自ら貴様らの相手をしてやろう」
すると、べるでぃあは手にしていた生首を突然真上に放り投げました。
すると、まるで最初からセツナ殿とフラウ殿がどんな攻撃をするのかを知ってるかの様に剣を振ってセツナ殿とフラウ殿を追い払いました。
「……その生首、それがそなたの目の役割を果たしている様ですな?」
「そう言う貴様こそなかなかやるな?あのヘタレ勇者とは大違いだ」
べるでぃあのその言葉にノノ殿が蒼褪めました。
「え……勇者セイン様が……敗けた……」
ですが、べるでぃあはそんなノノ殿を嘲笑う様にセイン殿の罵詈雑言を吐き続けました。
「勇者?未だに此処に戻って来ぬ人でなし共がか?」
「大体想像出来るが、何でウンコセインを人でなしと呼んでんだ?」
「決まっている。仲間を見捨てたからだ」
ノノ殿がべるでぃあの言い分を必死に否定しますが、当のべるでぃあはセイン殿の侮辱を止めません。
「そうは言っても、その全てが貴様らより劣っていたぞ?魔法はそこの頭のおかしい紅魔の娘の方が明らかに強力だったし、剣の重さもそこの変な服を着た娘の方が明らかに重かったぞ?」
「某がセイン殿より強い?」
「それにこの俺が真に頭にきている事は他にある」
「何です?」
「あのヘタレ勇者共は、俺に捕まった仲間を助けようと言う気概は無かったのか!?」
べるでぃあがセイン殿をこき下ろす度にノノ殿の顔がみるみる青くなっていきます……
「そんな筈は無い!勇者セイン様が仲間を見捨てて逃げたと言うのか!?」
ノノ殿は「違う」と言って欲しかったと思いますが、べるでぃあが冷酷に言い放った現実は……非情に残酷でした……
「……そうだ。疑うのであれば、あそこにある城に往ってみろ。そこにあのヘタレ―――」
某はべるでぃあの腹に飛び蹴りを見舞いました。
「う"ぷ!?今のは……剣閃はおろか体のこなしすら見えなかった!」
そんな事はどうでもいいです。問題なのは、
「何で殺してやらなんだ!」
「何?」
「セイン殿の仲間も戦死ならば、敵に捕虜にされ生き恥を晒すより、潔い討ち死にを望んでいる筈です……それを貴様は……」
「……本気度と度胸もあのヘタレ勇者とは別格か……」
その前に某がやるべき事は、セツナ殿への指示です。
「セツナ殿!その囚われの者の許へ疾く!」
だが、セツナ殿はでるべんぶろの事もあってか直ぐには動きません。
「ツキツバ!何を言ってんだ!?」
「敵は最早1人。数で勝は武士の恥です」
「待て待て
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