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仮面ライダーダブル 最高のパートナー
第十二章
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「確かにな」
「わかったか、それが」
「今の僕達が」
「あの時より。まだ強くなっている」
 それがわかったというのである。
「間違いなくな」
「だからだ。俺達はだ」
「君にはここでも負けはしない」
「ふむ。それならだ」
 それを受けてだ。彼はこう言ってきたのだった。
「私も本気にならなければな」
「まさか御前も」
「切り札を」
「如何にも。闘いはこれからだ」
 二人に対してその感情の乏しい声で告げる。塔の頂上での闘いは続いていた。
 しかしだ。塔の入り口での闘いはだ。あっさりとかたがついてしまっていた。
 井坂が変身したウェザードーパメントをだ。仮面ライダーアクセルはエンジンブレードを両手に持ち一閃した。
 それでだ。まずは縦に大きく切りつけたのだった。
 ドーパメントはそれを避けられなかった。それでだった。
「くっ、これは・・・・・・」
「まだだ!」
 動きを止めた。そしてそこにだ。
 アクセルは今度は横に一閃させた。それはドーパメントの首を断ち切った。
「絶望が御前のゴールだ」
 首がなくなった身体が目の前で爆発するのを見届けてだ。アクセルは言った。
「これでだ」
「ば、馬鹿な・・・・・・」
 ドーパメントの首は転がるうちに井坂の姿に戻った。そして首だけになった彼がアクセルを見上げながら呪詛の声を漏らすのだった。
「通常のアクセルで。私をだと」
「貴様の強さはあの時のままだった」
 アクセルは赤い姿のままでその井坂に告げた。
「だが俺はだ」
「何だというのだ」
「あれからさらに強くなった。俺自身がだ」
「それで私を倒したというのか」
「そうだ」
 その通りだというのである。
「今の貴様は。俺の相手ではない」
「おのれ、この私が・・・・・・」
「そのまま死ね」
 アクセルは井坂の首に告げた。
「悪魔に相応しい最期だ」
「私は、まだ・・・・・・」
 井坂は首だけになってもまだ動こうとする。それができなくともだ。
 だがそこにだ。足が来た。そしてだ。
「醜いわね。さっさと消えなさい」
「ぐぶっ・・・・・・」
 その足に踏み潰されてだ。井坂の首も爆発した。黒く消え去るのではなく爆発してだった。彼は無様な最期を遂げたのであった。
 その足の主は。アクセルが知る者だった。
「御前は」
「久し振りね」
「御前も蘇ってきたのか」
「ええ、そうよ」
 不気味な黒のゴスロリの服の女だった。紫の髪の色も化粧もだ。死神を思わせるものだった。その女は。
「イナゴの女か」
「それが私の名前だっていうのね」
「違うのなら何だ」
「別にそれでもいいわ」
 女はアクセルに素っ気無く返した。
「名前はね」
「そうか。それならだな」
「今は闘わないわ」
 アクセルが向か
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