第十一章
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「そして僕も」
次はフィリップだった。
「姉さんの助けで復活してどうやら」
「あの時より強くなったというのか」
「ああ、そうだ」
「一年前より。まだね」
こう言ってだった。二人はその拳を繰り出した。それはドーパメントに受けられてしまった。しかし決して押されているものではなかった。
ドーパメントもだ。その拳を受けてみて言うのだった。
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