第百二十三話 足が速いとその四
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「そうしてね」
「それじゃあな」
「ええ、ただね」
かな恵は鳴海にこう言うのも忘れなかった。
「力士さんは何か早死に多くない?」
「あっ、多いな」
言われてみればとだ、鳴海もはっとした顔になって応えた。
「どうもな」
「五十代後半から六十位でね」
「お亡くなりになる人多いよな」
「人間八十年って言われるのに」
そうした時代になったがというのだ。
「百歳までともね」
「それでもな」
「力士さんはね」
「そうしたお歳で亡くなる人多いな」
「食生活と物凄く身体酷使するから」
「だからか」
「お酒もね」
こちらもというのだ。
「かなり飲むらしいし」
「だからか」
「体に負担かかって」
それでというのだ。
「若くしてって人がね」
「多いんだな」
「内臓壊したり糖尿病とかね」
「食生活か?」
「それが大きいかも。まだかなりの稽古はね」
力士のそれはというのだ。
「何とかなっても」
「食生活か」
「それが問題じゃない?」
力士の人達はというのだ。
「ない像悪くする人多いし」
「それで身体壊すか」
「糖尿病とかね」
「それが問題なんだな」
「ええ、実際若死にの人多いし」
かな恵は眉を曇らせて話した。
「だからね」
「食生活大事か」
「食べるのはね」
このこと自体はというのだ。
「沢山食べてもね」
「いいんだな」
「バランスよくね」
「そういえば力士の人ってな」
鳴海はかな恵に思い出した様に話した。
「ご飯にお酒かけて食うんだよな」
「日本酒よね」
「そうだっていうしね」
「糖分に糖分だから」
かな恵はそれ故にと答えた、ご飯も日本酒もお米から作るものであり糖分が結構以上に含まれているのだ。
「駄目よ」
「そうだよな」
「ご飯だけでもね」
「糖分多いよな」
「お砂糖の塊だってね」
その様にというのだ。
「思っていいわよ」
「そうだよな」
「それで日本酒もね」
こちらもというのだ。
「かなりね」
「糖分多いよな」
「だからこの組み合わせはね」
「糖分多過ぎてな」
「糖尿病になるわよ」
「そうだよな」
「しかも力士さんって食べるでしょ」
このこともだ、かな恵は話した。
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