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仮面ライダーダブル 最高のパートナー
第七章
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 そして三人の隣にバイクを停めてだ。こう言うのであった。
「御前等もか」
「ああ、ここにな」
「どうやら。また彼等が」
「性懲りもなくだな」
 こう言う照井だった。
「また出て来て死ぬつもりか」
「わかってると思うが油断するな」
「例え一度勝った相手にしても」
 二人は強気なものを見せる照井にこう告げた。
「さもないと死ぬのは俺達だ」
「財団エックスの前にね」
「財団エックスか」
 その組織の名前を聞いて照井はその目をさらに鋭くさせた。そうしてそのうえでタワーを見上げながら言うのであった。
「あいつ等が園咲家の黒幕だったな」
「そう、ミュージアムのね」
「そしてガイアメモリを開発していた」
「全ての騒動の元凶」
 フィリップはその照井に話していく。
「彼等こそが」
「奴等が何者かもここで突き止めてやる」
 左もまた塔を見上げていた。
「絶対にだ」
「そういえばだけれど」
 亜樹子は真剣な三人の横で首を捻っていた。そのうえでの言葉だ。
「あのね、後ろから来てるわよ」
「何っ!?」
「まさか」
「そうみたい。そのまさか」
 こう言っている側からだった。その後ろからだった。
 四人来た。彼等は。
「間に合ったな」
「そうですね」
 背の高い女が鋭い目の男に応えていた。
「何とか」10
「俺は間に合うと思っていた」
 男は平然として述べた。
「当然な」
「全く。君はそこでそう言うんだから」
「何かいつもそう言うよな」
 他に二人いた。彼等がこうその男に言った。
「それが士らしいっていえばらしいけれどね」
「それはそうだよな」
「けれど間に合うことは間に合いましたね」
 ここで女がまた言う。
「何よりでした」
「とにかくだ。間に合ったからにはだ」
 男は今度はこう言うのだった。
「俺達も戦うとしよう」
「はい、そうですね」
「おい、ちょっといいか」
 左がその四人に対して問うのだった。
「あんた達まさか」
「んっ、あんたは誰だ」
「俺は左翔太郎という」
 左は自分で自分の名前を述べてみせた。
「この風都の探偵だ」
「探偵か」
「それであんたたちは何者なんだ」
「俺は門矢士だ」
「光夏海です」
 今度は女が名乗った。そして残る二人も名乗ってきた。
「海東大樹っていうんだ」
「小野寺ユウスケ。宜しくね」
「まさか君達もまた」
 フィリップがここで怪訝な顔を見せた。
「僕達と同じ」
「んっ、じゃああんた達がか」
 ここで言ったのはその門矢だった。
「この街の仮面ライダーか」
「仮面ライダーの名前を知っていてそして言う」
 照井はここからあることを察してそれを言った。
「あんた達もまた」
「そうだ。通りがかりの仮面ライダーだ」
 
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