第八話 人の姿でその十一
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「山とかもだよ」
「探していくんだ」
「これからな」
「そう言われたら」
鈴樹はゴーバスターズの面々に応えて言った。
「確かにね」
「ドクターマンは何処にいるかわからないでしょ」
「街にいるとは限らないな」
桜田は鈴樹にこう返した。
「そうだな」
「山の何処かにね」
「暮らしていても不思議じゃないな」
「日本って案外広いから」
宇佐見も言ってきた。
「そうした場所にいてもよ」
「おかしくないね」
「隠れ里ってあったわね」
こう言ってきたのはワゴンだった。
「日本って」
「ああ、平家のな」
陣が応えた。
「あれだよな」
「あったわね」
「今も隠れようと思ったらな」
「隠れられるのね」
「実際に何十年も捕まっていない指名手配犯もいるだろ」
「ええ」
ワゴンもその通りだと答えた。
「そうよね」
「だからだよ」
「山もなのね」
「探してな」
日本の数多いそちらもというのだ。
「そしてな」
「見付けだすのね」
「そうしていこうな」
「普通に考えたら街や村にいる」
スタッグは最も高い可能性を話した。
「しかし若しかしたらだ」
「山にいるかも知れないのね」
「日本は山が多いからな」
だからだというのだ。
「それならな」
「山も有り得るから」
「探していこう」
「それじゃあね」
ワゴンもそれならと頷いた、そうしてだった。
ドクターマンを探すにあたって山も捜索される様になった、だがただ山を一つ一つ虱潰しに探すのではなかった。
「定住している人の反応があったらか」
「ああ、その山を探してみることになったよ」
五色田はジュランに話した。
「色々な装置で反応を確かめて」
「そうしてか」
「戦隊といっても色々だろ」
五色田はジュランに店の中で話した。
「俺達みたいにお店から動くチームもあれば」
「うん、物凄い組織だったりするよね」
ガオーンがそれはと応えた。
「そうだよね」
「そうした戦隊は色々な装置も持っているから」
だからだというのだ。
「それでだよ」
「山を確認してからなんだ」
「普通山には人は暮らしていないね」
「うん、奥深くだとね」
「その奥深くを調べて」
そうしてというのだ。
「ドクターマンらしき反応があったら」
「そこに行って捜索するんだ」
「そうなったよ」
「そうよね」
マジーヌは腕を組み考える顔で話した。
「日本の山を全部調べていくなんてね」
「無理だよね」
「日本って言っても結構以上に広いし」
五色田に考える顔で話していった。
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