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スーパー戦隊超決戦
第八話 人の姿でその七

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「何につけてもな」
「そうね、ただね」
 明神はここで難しい顔になって話した。
「そのドクターマンが何処にいるか」
「全くわからないですね」
「日本にいることはわかっているけれど」
 陽川に難しい顔のまま応えた。
「けれどね」
「それ以外のことはですね」
「わかっていないわ」
「そうですよね」
「果たしてこの東京にいるのか」
 ヒルトップも言ってきた。
「そのこともね」
「極論すればですね」
「わかっていないからね」
 こう東雲に答えた。
「実は」
「そうですね」
「今は虱潰しだよ」
「探すことですね」
「幸い外見はわかっているし」
 彼のそれはというのだ。
「だからね」
「それで、ですね」
「探してていこう、きっと見付かるよ」 
 朝加に微笑んで答えた。
「だって日本にいることは間違いないからね」
「日本中を探しているとですか」
「見付かるよ、もう港や空港には連絡してね」
 そうしてというのだ。
「ドクターマンみたいな人がいたら」
「確認しますね」
「そうなる様にしているからね」
「考えてみれば普通に重要人物ですしね」
 ジムは少し考えてから答えた。
「機械帝国ギアの首領だったんですから」
「あの組織のね」
「それならですね」
「もうギアもなくなって」 
 崩壊してというのだ。
「彼の罪もね」
「なくなりましたね」
「死んだと思われていたからね」
「はい、ギアが崩壊した時に」
「一人寂しく死んだとみなされて」
 そうしてというのだ。
「彼も罪もなくなったから」
「それはいいですが」
「けれど重要人物であることに変わりはないよ」
 ドクターマンがそうであることはというのだ。
「ギアの首領であったから」
「本当にそのことが大きいですね」
「何よりもね、だから」
「日本から外に出ない様にですね」
「するよ」
 こう言うのだった。
「本当にね」
「そうですね」
「そうしているから」
「日本から出られない様にしたうえで探しているので」
「きっとだよ」
 ジムに確信を以て話した。
「見付かるよ」
「探していけば」
「最悪港や空港で」 
 そうした場所でというのだ。
「見付かるよ。まさか船や飛行機を自分で造って」
「出ることもないですね」
 高尾もそれはないと答えた。
「そうしたものを造るのにもお金や器具や部品が必要で」
「その動きを確認出来るからね」
「そこでわかりますからね」
「だからね」
「それもないですね」
「むしろそこでわかるから」
 ドクターマンの居場所がというのだ。
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