第八話 人の姿でその三
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「それではな」
「その様に」
「何だあいつ等」
ギブケンはそんな話をする一同を見て話した。
「随分楽しそうだな」
「そうね」
ミルフィも確かにと頷いた。
「おでんを飲んでお酒を飲んで」
「かなりな」
「ええ、それで見ていたら」
彼等をとだ、ミルフィはどうにもという顔になってさらに話した。
「何処かで見た感じね」
「あっ、確かに」
ドッゴイヤーもその一行を見て言う。
「何処かでね」
「見た感じでしょ」
「そうだね」
「あの、ザンギャックの幹部にです」
ファミーマも彼等を見ている、そのうえで言った。
「似ていますね」
「そうだな、若しかしたらだ」
マーベラスも彼等を見て行った。
「連中が人に化けているかもな」
「ならやるか」
ギブケンはマーベラスの言葉を待った。
「それなら」
「いや、今は飲んで食っている」
マーベラスは彼等を見つつも確かな声で述べた。
「相手も俺達もな」
「だからか」
「別にいい、食ってる時に戦うなんてな」
そうしたことはというのだ。
「やるものじゃない」
「無粋よね」
ミルフィが応えた。
「はっきり言って」
「そうだ、だからな」
「今はなのね」
「何もしない、おでんを食ってだ」
そうしてというのだ。
「酒を飲むことだ」
「そうすることね」
「それに今俺達は戦うよりもだ」
「ドクターマンを探すことですね」
伊狩が言ってきた。
「だからですね」
「それが第一の目的だからな」
それ故にというのだ。
「無闇に揉めることはな」
「避けることですね」
「暴れる時は暴れるが」
そうするかというのだ。
「そうする必要がないならな」
「しないことですね」
「こうして楽しめばいい」
がんもどきを食べて言った。
「是非な」
「それじゃあおでん食べますか」
「今はな」
「じゃあこれいきます」
伊狩は笑顔でたこを食べた、それを見てミルフィは揚げを食べてからそのうえでこんなことを言った。
「それも美味しそうね」
「美味しいですよ」
伊狩も笑顔で応えた。
「本当に」
「じゃあ私も次はね」
「たこですか」
「それいくわ」
「玉子もいいですよ」
ファミーマはそちらを食べて笑顔で言った。
「美味しいですよ」
「じゃがいももいい」
ギブケンはそれを食べている、そのうえでの言葉だ。
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