第一章
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潮流!?」
「うん、この話は聞いたことがあるかな」
フィリップはここで一つ前置きをした。
「僕達以外にも仮面ライダーがいるって話は」
「俺達や照井以外にもか」
「うん、風都の外でも戦いが行われていてその戦いはね」
「俺達以外の仮面ライダーがか」
「行っている。そんな話は」
「確かめたことはない」
左もだ。真剣な顔になってフィリップに返した。
「しかしだ。俺もだ」
「聞いたことはあるね」
「四十年近く前からいるらしいな」
「そう。多くの悪と戦い続けた仮面の戦士達」
「俺達以外の仮面ライダーもまた存在し」
「悪と戦っているんだ」
「だとするとこの風都で園咲家を操っていた財団もか」
左はフィリップと話していくうちにこのことに気付いた。
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