第21話
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た巨漢はマルティーナを睨みながら二人に提案した。
「チッ………」
「フフ、形勢逆転だねぇ?」
巨漢の提案に反論がない女性は舌打ちをし、メルキオルは不敵な笑みを浮かべてマルティーナを見つめた。
「あら……”そのセリフを口にするのはまだ早いと思うわよ?”―――――ハッ!」
対するマルティーナは3対1という劣勢でありながらも一切動じず、メルキオルの言葉に対して微笑みを浮かべて答えた後”真の姿”を現した。
「へ。」
「”その姿”は………」
「ハン、まさか”人間ですら無かった”とはなねぇ……!だが、姿が変わった所で無駄さ!」
マルティーナの”真の姿”を目にしたメルキオルは呆けた声を出し、巨漢は真剣な表情で呟き、女性は鼻を鳴らして厳しい表情でマルティーナを見つめた後マルティーナ目掛けてニードルガンを連射したが、マルティーナに襲い掛かる金属製の矢は全てマルティーナを中心に発生した光の結界によって防がれた。
「何!?」
「ならばこれはどうだ!?」
自分の攻撃が全て防がれた事に女性が驚くと巨漢は強烈な一撃をマルティーナに叩きつけようとしたが女性の時のように結界に阻まれ
「この一撃をも容易に防ぐとは厄介な……!」
「あれだと僕の攻撃も同じだろうね。参ったねぇ……こっちの攻撃が全く効かないとか、完全に手詰まりじゃないか……」
攻撃が結界に阻まれた巨漢は反撃を警戒してすぐにマルティーナから離れて厳しい表情でマルティーナを護る結界を睨み、メルキオル溜息を吐いた後厳しい表情でマルティーナを見つめた。
「吹き飛びなさい!!」
「ぐっ!?」
「ガッ!?」
「かはっ!?」
そしてマルティーナが片手から無詠唱で放った聖光の衝撃波を放つ魔術――――――神界の波動を受けたメルキオル達は吹き飛ばされて建物に叩きつけられ
「浄化してあげるわ――――――」
魔術を放ち終えたマルティーナは”背中の翼を羽ばたかせて空高くへと舞い上がる”と、得物である聖剣の切っ先に凄まじい光の魔力を集束させ
「ディヴァインストライク!!」
「くっ………」
集束を終えた球体になった光の魔力の塊を聖剣を振るってメルキオル達目掛けて放つと、メルキオルはフラッシュグレネードを地面に叩きつけた。すると閃光がメルキオル達を包むと同時に光の魔力の塊はメルキオル達を襲って光の大爆発を起こし、閃光と爆発による煙が消えるとメルキオル達の姿は無かった!
「………どうやら退いたようね。」
メルキオル達が撤退した事を悟ったマルティーナは地上に降り立つと人間の姿に変身し直した。
「アーロンが心配ね………無茶をしていないといいのだけど……!」
そしてマルティーナはアーロンの
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