第21話
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〜新市街〜
「霧……いえ靄でしょうか……」
「ええ……でもどうしていきなり。」
(こいつは―――――!)
「ハッ……何だか知らねえが――――――!」
突然の出来事にアニエスとエレインが困惑している中ヴァンは真剣な表情を浮かべ、アーロンは真剣な表情を浮かべた後その場から東方人街目掛けて走り去った。
「あっ……!」
「待ちなさい、危険よ!」
「チッ、追いかけるぞ!」
「了解!」
そしてヴァン達もアーロンの後を追い始めた。
〜東方人街〜
「な、なにこれ!?」
一方その頃外の異変に気づいたハルは不安そうな表情で呟き
「よくわからんがヤバそうだが……店に入っとけ!」
ジャックは真剣な表情でハルに忠告した。
「か、海霧……!?でもそんな季節じゃ……」
「ああ……しかも濃さが尋常ではない。―――――各家に連絡を!二番、三番街にも人を出せ!」
「ハ……!」
同じ頃異変に気付いて外に出たアシェンは困惑の表情で呟き、アシェンの言葉に頷いたファンは黒月の構成員達に指示を出した。
「――――40年ぶりか。」
するとその時老人の声が聞こえ、声を聞いた二人が振り向くとヴァンの車のワックスがけを申し出た下働きの老人が二人に近づいた。
「??!」
「父上、それは一体……!?」
老人の登場と言葉に二人はそれぞれ驚きの声を上げた。
「お前はまだ幼かったからな。―――――”凶手”どもを集めよ。守りを固めるぞ。」
ファンの疑問に答えた老人はファンにある指示を出した。
〜2番街〜
「これは………」
「何が起こっているのかはわからねぇが、少なくてもヤバイ事になっているのは間違いないな……」
「ええ……自然に起きたのか、人為的に起こされたのかわかりませんが……」
「ま、状況を考えたら後者の可能性の方が高そうだな。――――――それでこの状況で俺達はどうする、少佐殿?」
ヴァン達が活動している東方人街とは別の東方人街で活動していたアンゼリカとクロウは周囲の異変に警戒の表情を浮かべ、タリオンの疑問に真剣な表情で答えたマーティンはクレアに視線を向けて判断を訊ね
「……どうやらまずは迎撃をする必要があるようです。」
「”迎撃”、ですか……?」
静かな表情で呟いた後得物である軍用導力銃を構えたクレアの言葉を聞いたタリオンが眉を顰めたその時人形兵器達が現れてクレア達の前を阻んだ。
「人形兵器だとっ!?」
「現れたタイミングといい、間違いなくこの霧と関係しているんだろうね。」
「チッ……とっとと片づけるしかねぇよ
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