暁 〜小説投稿サイト〜
『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
やんごとなくあたしは、助ける
[1/7]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
舞、北斎さんが来て数日たった頃である。
2人はそれからも泊まり続け、本の話や挿絵の話をしたりなどした。

「こんな感じかな…?」
「すごい…。」

驚いたのがマスターの舞も絵が描けるということ。
それもかなり上手。
北斎さんと同じようにササッと描いてしまえるほどだ。

美人で、気が利いて、スタイル良くて、その上絵も描ける。
以前北斎さんの言っていた「神は二物を与えずというがマイは五物くらいは与えられてる」というのが理解出来る。

「なんでもできるんだ。」
「ちなみにちんちんしゃぶるのも上手だヨ。」
「お栄ちゃん!!」

ちなみに彼の年齢は19。
やたらと大人びて見えていたけれど、その実はあたしの1つ下。
なのでこれからは遠慮なくタメ語で話すことになった。
本人もそっちの方が楽だと言ってたし。


あと、

「それじゃあ今夜も、ご教授頂きますね。」
「おう。」

深夜には北斎さんから色んなことを教わった。

そう、ホントに色んなこと。

「躾も飴と鞭が大事だ。鞭ばっかだとダメだし飴だけでも付け上がっちまう。本人のさじ加減にもよるが、多すぎず少なすぎず、絶妙なバランスが大事なのサ。」
「そうなんですね。」

そう言って、足元にいる2匹の雌を見下ろす。

「ナァ、マゾ犬?」
「わん!わんわん!!」

首輪を付けられ、犬耳のカチューシャをはめて完璧に犬になりきっている舞。

ご丁寧にお尻には尻尾付きのアナルプラグまで入れられている。
ちなみに本人は、あたしのように第三者に見られるのはやはり恥ずかしいみたいだけど、犬は恥ずかしがらないのでもう気にしないとのこと。

これに関しては「マゾ犬としてしっかりと弁えてるじゃないか。よしよし」と北斎さんも頭を撫でて褒めていた。

で、あたしが最初に言った、足元にいる2匹の雌。
1匹が舞。もう1匹が

「じゃあ香子。舞の事見習って犬の真似してみよっか。」
「……。」

香子。
同じように犬になりきってもらっているのだけれど、やはり彼女は犬らしくしてくれない。

「北斎さん…。」
「なぁに、舞だって最初は反抗してたんだ。時間をかけてゆっくりやりゃいい。逆らえないご主人様だってことをきちんとしっかり身体に刻みつけてやるんだヨ」

そう言って最後に「ナァ?マゾ犬。」と舞の頭をわしゃわしゃと撫でた。

「もしかしたら式部殿は犬じゃねぇのかもナァ?」
「そ、そうです!香子は犬ではなく人間です!!」
「んなでけぇ乳ぶらさげてんだ。乳牛かもしれねぇ。」
「!?」


そうかもしれない…。

「首輪じゃなくてべる≠ナも付けるかい?それと搾乳器。」
「ほ、北斎様!?な、何を仰って…!?」
「あーそうか
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ