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第百二十二話 人間としての差別その十

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「だからね」
「そうされてるのね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「差別はね」
「かなりね」
「若し統一したら」
「何時かなるわね」
「その時はね」
 こう妹に話した。
「かなりね」
「酷い差別がもっと増えるのね」
「一緒の国になったら」
 その時はというのだ。
「もうね」
「そうした差別があちこちでなのね」
「なるんじゃない?というか北朝鮮なんて」
 この国の政権はというのだ。
「もってるのが奇跡だしね」
「あれだけ滅茶苦茶でね」
「だからね」
 飢餓に財政破綻それに環境破壊にだ、この国の現状は最早何時どうなってもおかしくないと言えるのが現実であるのだ。
「他の国がもたせても」
「限度あるわね」
「それで崩壊したら」
「統一ね」
「そうなったらね」
 その時はというのだ。
「本当にね」
「南北が一緒になって」
「そこで差別もね」
「凄いことになるのね」
「そうなるんじゃない?」
「そうなのね」
「ええ、ただね」
 ここでだ、理虹はこんなことも言った。
「私思うけれど」
「どうしたの?」
「ネイティブのお話に戻すけれどね」
 アメリカのというのだ。
「最初からアメリカにいたのにね」
 そうであるがというのだ。
「一番差別されてるってね」
「そのことがなの」
「おかしいわよね」
「そうよね、最初にいたのに」 
 実加もそれはと応えた。
「それでもね」
「そうなるなんてね」
「おかしいわね」
「ええ、そのことはね」
「いや、アメリカでアフリカ系差別が有名でも」
「まだ遥かにましっていうのがね」
「ある意味凄いわね、疎外されてるとかね」
 アメリカ社会そのものからだ。
「おかしいわね」
「そうでしょ、幾ら考えてもね」
「それがおかしいわね」
「つくづくね、インカ帝国とかも」
 実加は中南米の話もした。
「やっぱりネイティブよね」
「インディオの人達もね」
「インディオってインディアンのスペイン語読みでしょ」
「そうよ」
 理虹もその通りだと答えた。
「だから意味は同じよ」
「そうよね」
「それで中南米だとね」
 この地域ならというのだ。
「インカ帝国とかアステカ帝国とか築いてね」
「栄えていたのね」
「それでね」 
 そうしていてというのだ。
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