第百二十二話 人間としての差別その九
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「悪役に描かれていてもね」
「西部劇だと」
「けれどね」
そうであってもというのだ。
「嘘吐かないっていうのはね」
「かなり本当のことだったのね」
「そうみたいね、しかしアフリカ系やヒスパニックの人達の差別のことを言っても」
「まだましだったのね」
「アメリカだとね」
「アメリカ人としてだから」
「それで人間としてね」
その範疇でというのだ。
「そうだしね」
「何かね」
実加はここでこんなことを言った。
「韓国の娘が言ってたの」
「あんたのお友達の」
「北朝鮮の人をかなりね」
「ああ、差別してるのよね」
「もう敵同士だって」
その様にというのだ。
「そんな風だっていうけれど」
「ネイティブの人もっていうの」
「そんな風なのかしら」
「また違うんじゃない?」
理虹はゲームをしつつ考える顔になって答えた。
「それは」
「違うかしら」
「どうかしらね」
「わからないの?」
「同じ民族だからね」
韓国と北朝鮮はというのだ。
「うちの学園北朝鮮の人いないけれど」
「それだとなの」
「流石にね」
「そこまでいかないのね」
「ええ、ただあそこって」
理虹は微妙な顔になって実加に話した。
「地域差別凄いしね」
「それ有名よね」
「百済系と新羅系でね」
「凄いのよね」
「何でかね」
実加に首を傾げさせながら言った。
「あそこはね」
「地域差別凄いのよね」
「それがあるから」
だからだろいうのだ。
「あの国はね」
「北朝鮮もなのね」
「地域差別でね」
「差別するかも知れないのね」
「戦争もあったしね」
朝鮮戦争である、多くの人命が失われた戦争であり朝鮮半島全土が焦土にもなっておりその被害は恐ろしいまでであった。
「イデオロギーもあるし」
「色々あるわね」
「だからね」
「ネイティブの人達程じゃなくても」
「アメリカのね、けれどね」
「差別はあるのね」
「結構酷いレベルでね、何でもね」
理虹はさらに話した。
「南北の人を比較したマネキンがあって」
「人形ね」
「北の人達は青白くされてるそうだし」
「栄養ないっていうのね」
「食べものないからね」
北朝鮮はというのだ。
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