第八幕その一
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第八幕 外見が悪くても
一行は市場にも足を運びました、そのうえで市場にある色々なものを観てそれから街の名所の一つ魚市場に行きましたが。
そこにある様々な魚介類を見てです、おじさんもおばさんも驚きました。
「いや、これはまたな」
「色々なお魚があるわね」
「凄くな」
「そうよね」
「ここに来てもう色々食べてるが」
おじさんはそれでもと言いました。
「ここにある魚介類は」
「本当に多いわね」
「海のものも川のものもな」
「本当にね」
「また変わったお魚があるな」
おじさんはオコゼを見て言いました。
「これは食べられるのかい?」
「あの、鮟鱇っていうお魚は美味しいのかしら」
おばさんはそちらのお魚を見ています。
「果たして」
「どちらも凄く美味しいのよ」
ドロシーがお二人ににこりと笑って答えました。
「これがね」
「そうなのか」
「美味しいのね、どちらも」
「そう、あとこの海鼠もね」
ドロシーはこの生きものも見てお話しました。
「凄く美味しいのよ」
「こんなものが食べられるのか」
「そうなのね」
「今日のお昼は鮟鱇鍋にオコゼの揚げものに」
早速言うドロシーでした。
「海鼠の切り身がいいかしら」
「それにシーフードサラダね」
オズマも言ってきました。
「海草もいいのばかりだし」
「そうね、お野菜も食べたいしね」
「シーフードサラダもね」
「注文しましょう」
「そうしましょう」
「海草のサラダなんてものもあるから」
おじさんは今度は唸って言いました。
「本当に驚くことばかりだよ」
「けれどこれがこの街では普通でね」
「皆魚介類をふんだんに食べているんだな」
「そうよ」
その通りだというのです。
「この街だけじゃなくてね」
「オズの国全体がか」
「そうよ、夜はもう思い切って」
それでというのです。
「色々なお魚や貝のお刺身とカルパッチョの盛り合わせはどうかしら」
「それもいいわね」
トロットもお話を聞いて笑顔になりました。
「生でね」
「鯛にハマチ、鮭に鮪にね」
ドロシーは具体的な魚介類を挙げていきました。
「帆立、鳥貝、赤貝、牡蠣をね」
「本当に豪勢ね」
「海老や蛸、烏賊も入れて」
「尚更いいわね」
「いや、お昼だけでも想像も出来ないが」
おじさんにしてみると、でした。
「夜はそうしたものか」
「それでどうかしら、お刺身だけじゃなくてね」
「カルパッチョもか」
「これも出してもらってね」
「お店でか」
「楽しみましょう」
「それではな」
「けれど鮟鱇ってそんなに美味しいのかしら」
おばさんは鮟鱇、お店に一匹丸ごと置かれているその多いなお口のお魚を見て首を傾げさ
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