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姉妹同じセーター
第一章

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                姉妹同じセーター
 寒くなった、それでだ。
 山崎家の父親でありショッピングモールにある文房具店を経営している守面長の顔できりっとした目と清潔な短い黒髪を持つ一七三程の背の痩せた彼は言った。
「寒くなる前に真樹と真澄にな」
「服買ってあげるわね」
 妻で一緒に店を経営している美優が応えた。胸と尻が大きい一五八位の背で童顔でやや丸い顔で茶色がかった髪の毛をポニーテールにしている。
「そうするわね」
「ああ、まずはセーターをな」 
 この服をというのだ。
「買ってやるか」
「セーターだとお家の中でも着られるし」
「それに外出でも着られるしな」
「いいわね」
「だからまずはな」
「セーターね」
「オーバーも買ってやるが」
 それでもというのだ。
「まずはな」
「セーターね」
「今度買いに行こうな」
「私達のお店があるモールにお店あるし」
 服を扱っているそれがだ。
「それならね」
「今度の日曜にでもお昼休みにな」
「行きましょう」
 夫婦でこうした話をしてだった。
 実際に仕事の昼休みに店の手伝いをしていた小五の上の娘と小四の下の娘それぞれ母親そっくりの二人をだ。
 家の店があるモールの子供用の服の店に連れて行ってだ、セーターを買うことにしたが。
 娘達にだ、両親は話した。
「お揃いのものを買うんだぞ」
「あんた達幸い背はあまり変わらないしね」
 二人で話すのだった。
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