第20話
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メモの内容であるアルマータも関係するジャックからの4spgを確認したヴァンはメモをポケットにしまってその場から去ろうとした。
「一人で行くのか?」
「ああ。」
「いくらお前でも、この状況下で夜の一人歩きはオススメしねえな。冗談抜きに、エレイン嬢ちゃんでも誘ったらどうだ?」
「それこそ冗談だろ……今更どのツラをさげて……」
ジャックの助言に苦笑を浮かべたヴァンは少しの間黙った後立ち上がった。
「とにかく慎重に動くさ。鼻が利くのが取り柄だからな。」
「フッ、違いねぇ。適当に頑張れよ、裏解決屋」
そしてジャックからの4spgを開始したヴァンが情報を集めているとある人物がヴァンに声をかけてきた。
〜東方人街〜
「精が出るな、オッサン―――ちょっと見物させろよ。」
ヴァンが自分に声をかけた人物へと視線を向けると、声をかけた人物はアーロンだった。
「アーロン・ウェイ……またイチャモンを付けに来たのか?」
「ハッ、アンタが懲りもせず色々と嗅ぎまわってるみたいなんでな。本来ならこの街で勝手な真似はさせねえトコロだが……昼間のこともあるしな。”裏解決屋”ってのに少し興味が湧いた。っつうわけで、今からオッサンの仕事に同行させろ。――――言っておくが、拒否権はないぜ?」
「……そういう話か。(まあ、丁度良かったと言えば丁度良かったが。)いいだろう、だが代わりにお前の連れの話を聞かせてもらうぜ。」
アーロン自身からの強制的な同行の申し出に頷いたヴァンはアーロンに、ジャックからの4spg――――――玄人イカサマ師コンビを追っている事を説明した。
「へえ、オッサン、あのクソ野郎どもを追ってんのかよ。確かに奴等には借りがあってな。シドの奴が有り金を全部、毟り取られたって聞いてる。誂え向きとはこのことだ――――――かたき討ちと洒落込ませてもらうぜ!」
「いくら何でも気を急かすぎだろ。今はまだ、そのイカサマ師コンビの情報を探ってる段階だ。何か他に知ってることはないのか?」
「オレも詳しいことは知らねえ。よし、ならさっそくシドに聞きに行くとすっか。あいつらなら、今は華劇場の前でたむろってるはずだ。」
ヴァンの問いかけに答えたアーロンは華劇場に向かい始め
「やれやれ、忙しねえ小僧だぜ。」
アーロンの行動に溜息を吐いたヴァンはアーロンの後を追い始めた。
その後アーロンと共に情報収集したヴァンは公園で今後の動きについての話し合いを始めた。
〜公園〜
「さて、これからどうすんだオッサン。ホテルに乗り込んで締め上げるっつうなら力は貸すが。」
「……今それだけ派手に騒いでみろ。場を収
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