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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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卒業式の時、校長の挨拶は、卒業の言葉に続いて
「皆さんが入学してから3年間 すごいことが起こっていました。この桜中学の名前が全国に発信するべく、そして、去年、女子ラグビー部が・・・桜中の名前が新聞に取り上げられるまでになったんです。メンバーが大阪代表として躍動してくれたんです。私は、今年度で、退きますが、このミラクルは教師人生の中でも私の誇りです。彼女達は私に、大きな素晴らしい贈り物をしてくれました。でも、それは、彼女達が誰よりも努力して、仲間達と共に頑張ったからなんです。皆さんも、このミラクルを起こした桜中に学んだことを誇りに思って、これからの人生を歩んでください」校長先生の締めくくりの言葉だった。私は、荒地で草むしりを始めたことを思い起こして、それから、いろんなシーンが甦って来て、涙が止まらなかった。それと、校長先生じゃぁなかったら、今の私は居ないんだよって感謝していたのだ。まわぁまんまー みゅうみゅんは桜中に来て、正解だったよ と 大きな声で言える。
式の翌日、私の引っ越しでヨッさんが手伝ってくれていて、会社のバンに荷物を積み込んでくれていた。と、言っても衣類と本だけなんだけど。じっちゃんが、私を呼び寄せて・・・あれ以来、あんまり言葉を交わさなかったのだけど
「ワシは 聖女学院のことなんか どうでも良かったんだ 代わりに 実海が いっぱい夢を見させてくれた 楽しませてくれた 可愛くて可愛くてしょうがなかったんじゃ でもな ばあさんと二人で 独占するようなんで良いのかと・・・こんなのは罰があたるよなーと 向こうの実海のおじいさんとおばあさんも 実海のことが可愛いのは同じ思いだろう 今度は、向こうに行って可愛がってもらいなさい だからと言って 別に実海を品物みたいに思っているんじゃぁないぞ ワシ等が実海のことを大切に思っているのは、変わらない いつでも、遊びに来なさい 相談事にも乗るぞー ここは実海の家なんだからー」
「うん ありがとう じっちゃん 今まで ありがとうネ また 遊びにくるネ 夏のバーベキューにも呼んでネ」と、ばっちゃんは姿を見せなかった。引っ越しの車に乗ってから、私は涙が出てきていた。
「なんや みゅうみゅん 泣いとるんか?」と、ヨッさんが
「泣いてへんワー じっちゃんが怒っているんかと思っとったから、あんな風に言ってくれて・・・嬉しかった 涙が勝手に出て来るんやー」
「それを泣いているってゆうんちゃうんかなー みゅうみゅんのことは誰も怒る奴なんて居てへんてー 誰からも愛されるんやー これからもな あっちの家に行っても 俺も、みゅうみゅんのダチやからな!」
水島家での生活が始まって、2日後。高校の合格発表があって、泉希、璃々、栞奈、朝陽で集まって、喜んでいたら、知らないでいたのだが
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