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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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じっちゃんは一言もしゃべらなかった。あきらかに機嫌が悪いのだ。そして、まわぁまんまーから電話が、いきなり
「みゅうみゅんねえー あなた 何様なんよー さんざん我儘言ってきたのじゃぁないの! 全国一になったって言っても それもお父様に散々応援してもらったり、援助してもらったんでしょ もう、いいじゃぁ無い! 高校からは聖女学院に行くって約束でしょ! モトマチの家からあの学校に通わすのは、お父様の夢なのよー それを手の平返すようにー 反省しなさい! お母さんは許しませんよ!」と、一方的に切られてしまった。おそらく、あの般若の顔になっているのだろう。
その夜は、泣きじゃくっていたのだろう、次の日、泉希に会うと
「どうしたのーぉ? その顔 ぶさ猫みたい」
「うー きのう まわぁまんまーの電話で怒鳴られた じっちゃんも機嫌悪いしー」
「・・・高校のことでしょ? 当たり前だよー だよね みゅんはやっぱり 聖女学院に行くべきだよ」
「そんなこと言わないでー みゅうみゅんは泉希に璃々と 一緒に・・・行きたい」
「・・・ウチも一緒に行って 社長さんにお願いしようか?」
「うぅん ん みゅうみゅんの問題だしー 何とか説得するしかないんやー」
学校から帰ると、倉庫の辺りをウロウロしていた山本さんが
「お帰りやす 来たはりまっせー いきなり 怒られたんですわー あなた 実海に、どういう指導してきたんですか! って 高校のことでっしゃろー? こっちに そー言われてもねー まぁ すごい顔でしたわー」
それを聞いた途端、私は、いつかの般若顔が蘇って来て、震えてしまって、もう一度 外に出て行こうとしていたら
「お嬢はん ここで 逃げたら あかん! 自分の思いをぶつけなはれ! わっしには お嬢はんが 間違ったことしてると思ってまへんでー 仲間を思うのは大切なことですわー」
「わかった 山本さん ぶつかるけど もし 勘当になったら みゅうみゅんの面倒見てやー」と、決心して玄関に入って行った。
「みゅうみゅん お帰り」と、予想に反して、笑顔のまわぁまんまーが。だけど、幾らか口元が引きつっているのがわかった。そして、テーブルの上には入学手続きの書類が置いてあった。
「さぁ これを書いて 明日 届けに行きましょーね」と、押し付けるように
「まわぁまんまー 聞いて お願い」と、私は絞り出すような声で
「いいわよ 何が言いたいのかはわかるけど 言ってみなさい でも 実海はお母さんとお父様の反対を押し切ってでもっていう 覚悟はあるんでしょうね!」
「みゅうみゅんは こっちに来て 泉希という女の子がお友達になってくれた それから、彼女はいつも側にいてくれて、助けてくれて だからみゅうみゅんは伸び伸
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