第八十話 教会の仕組みその六
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「それはそうね」
「あと親から子供にっていうのは」
「まあ檀家制度もそうだけれどね」
仏教のです。
「総本山があってね」
「最初にですか」
「それぞれの宗派のね」
「浄土真宗とか真言宗とか」
「まずそれがあって」
「そこから色々なお寺があるんですね」
「子供、孫って感じでね」
新一君にお話しました。
「組織になってるのよ」
「それで天理教、おみちの教会もですね」
「そうした仕組みになってるのよ」
「そういうことですね」
「ええ、ただね」
私は新一君にお話しました。
「おみちはおみちでね」
「また違いますか」
「そうしたところがあるわね」
こう新一君にお話しました。
「やっぱりね」
「そうですか」
「本部が大きいから」
「そうですね、おぢばが」
「色々あるから」
このこともお話しました。
「仏教の宗派に比べてね」
「博物館とかですね」
「海外への布教もしてるし」
「おぢばは大きいですね」
「何と言ってもおみちの中心だからね」
だからこそです。
「かなり大きいの」
「それもおみちの特徴ですね」
「そうよ」
新一君にその通りだと答えました。
「何といってもね」
「そうですよね」
「それで教会が一万六千以上あるのよ」
「世界のあちこちにも布教所とかあって」
「そうなってるの」
「そう思うと大きな宗教団体ですね」
新一君はしみじみとして言いました。
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