第七幕その九
[8]前話 [2]次話
「自衛隊も色々事情があってだね」
「案外規模は小さくて」
「人手も不足しているんだね」
オシツオサレツは二つの頭でお話します。
「そしてそのことも問題なんだね」
「どうしても」
「そうなんだ、ただ解決方法はあって」
その人手不足をです。
「採用基準をちょっと緩めたらね」
「それでいいんだ」
「人が多く入って来て」
「それで解消するんだ」
「そうなの」
「そうなんだ、このことはね」
人手付録の問題はというのです。
「こうしたら結構簡単にね」
「解決するんだ」
「採用基準緩めたら」
「それでなのね」
「今の採用基準はかなり厳しいからね」
自衛隊のそれはというのです。
「だからね」
「それでだね」
「入隊する人が少ない」
「どうしても」
「それが人手不足につながっているんだ」
「今の基準を多少緩めてもね」
そうしてもというのです。
「相当に厳しいから」
「緩めてもいい人が入って来るね」
「確かな人達が」
「そうなるね」
「それに入隊してから厳しく教育されるから」
このこともあってというのです。
「多少緩めてもね」
「いいね」
「それで人手不足が解消するんだ」
「そうだね」
「そう、そしてね」
先生は焼きそばを食べてお酒を飲みつつさらにお話します。
「よくこうしたお話したら徴兵制がどうとか言う人いるけれどね」
「ないよね」
「先生よく言ってるけれど」
「今の日本で徴兵制はないね」
「絶対に」
「そもそも戦前の徴兵制でもね」
日本のというのです。
「採用基準が滅茶苦茶厳しかったんだ」
「体格がよくて品行方正」
「そうでないとだよね」
「徴兵制も合格しない」
「そうだったね」
「それこそクラスで一人か二人位しかね」
それこそというのです。
「合格しなかったよ」
「それだけ厳しいと合格する方が凄いね」
「兵隊さんになる方が」
「むしろね」
「そうだよ、若し戦前の徴兵制を復活させたら」
そうしたらというのです。
「もうね」
「それこそだよね」
「かえって人が少なくなるよね」
「そうなるよね」
「そうだよ、しかも二年や三年でいなくなる人よりも」
徴兵制は任期制なのでそれ位で任期満了で軍隊を去るのです、先生は徴兵制度のこのことも知っているのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ