第七幕その八
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「蟹も色々獲れて」
「上海蟹もなのよね」
「だからね」
「蟹も食べて」
「その蟹はね」
「上海蟹ね」
「蟹も美味しいから」
だからだというのです。
「是非食べましょう」
「それじゃあね」
こうしたお話をしてでした。
皆で雑炊を食べた後は宿屋の人達にお礼を言ってからそちらを出て街に戻りました、そうしてでした。
皆で街のゴンドラに乗って街中を通っている水路の中を巡っていきます。そうするとその中で、です。
トトはゴンドラから水路それに街の中を観て言いました。
「こうして水路の中を通るのもいいね」
「そうね」
エリカも頷きます。
「こうした観光もね」
「いいよね」
「オズの国の色々な街で水路の中を小舟に乗って観て回ってね」
「楽しんできたね」
「そうしてきたけれど」
それでもというのです。
「やっぱりね」
「素敵だね」
「凄く楽しめるわ」
「そうだよね」
「こうした舟遊びをしたり」
キャプテンも言います。
「水路の傍のお店で楽しむのもいいんだよ」
「そうなんだね」
「水路のところにもお店があるけれど」
「そこでワインを飲んでサラミやチーズやクラッカーを楽しむ」
船長はにこりと笑って言います。
「それもまただよ」
「いいんだね」
「そこからも景色を観て」
「いいものだよ」
「この街だとやっぱりお刺身とかになるわね」
トロットはキャプテンのお話を聞いて言いました。
「お酒は白ワインとかね」
「うん、白ワインを飲みながら」
キャプテンも笑顔で応えます。
「お刺身なりカルパッチョなりを楽しむ、それに干し魚も」
「いいわね」
「軽食をつまみながら」
そうしたお店でというのです。
「お酒を飲むのもだよ」
「いいのね」
「そうだよ、だから」
それでというのです。
「この街にいる間にヘンリーさんとエマさんにもね」
「そうしたお店でも楽しんでもらうのね」
「そちらも楽しいからね」
「いいわね、それとね」
ベッツイはこう言いました。
「シーフードのパスタなんかもね」
「あるよね」
ハンクが応えます。
「ペスカトーレとかイカ墨とかね」
「パスタもスパゲティ以外にね」
「フェットチーネやマカロニもあるよ」
「ペンネやマカロニも」
「そうしたものを食べながら」
そうしつつというのです。
「楽しむのもね」
「おつなものよね」
「そうだね、いいよね」
「いや、スパゲティなんてカンサスでは食べなかったし」
それでと言うおじさんでした。
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