第七話 冷静さを守りその十二
[8]前話 [2]次話
「皆もな」
「戦えばそれだけ力を使うな」
アザルドが応えた。
「時間も食うな」
「そうだな」
バングレイも確かにと頷いた。
「余計にな」
「ドクターマンを探すどころじゃなくなるかもな」
「連中ととことん戦えばその時は」
「だからだよ」
ゲゲはまさにと答えた。
「連中とは戦ってもな」
「まずはドクターマンか」
「ドクターマンを探すことか」
「そしてこっちに入れるんだよ」
「そのことを主な目的としてか」
「やっていくことか」
「今はな」
「しかもあいつ等強いからな」
クレオンは腕を組んで述べた。
「戦うと生きるか死ぬかにもなるし」
「ドクターマンを探すどころじゃなくなるね」
プリシャスも言った。
「確かに」
「そうですよね」
「そうなったら本末転倒だしね」
「じゃあ今回は」
「戦隊の連中とは出来るだけ会わない様にして」
「会っても必要じゃないと戦わない」
「そうしていこう」
クレオンに対して話した。
「少なくともドクターマンを見付けるまではね」
「そしてこちらに引き入れるまでは」
「そうしよう」
「そうですね、いやあいつ等も決して好戦的じゃないし」
クレオンは戦隊の面々のことも思い出して話した。
「その方が楽でいいですね」
「楽と言えば楽ですね」
エンターもクレオンに同意した。
「そしてその楽はです」
「悪くないですよね」
「目的がある時に余計なことをしてはいけません」
エンターは真面目な顔で述べた。
「ですから」
「こうした時はですね」
「はい、余計なことはせず」
「しそうになったら止めて」
「そうしていってです」
そのうえでというのだ。
「やるべきことをです」
「やっていくことですね」
「そうすることです」
「それじゃあ、いやあお話がわかる人で何よりですよ」
クレオンはエンターに目を笑わせて述べた。
「エンターさんも」
「そうですか」
「ええ、もう話してもわからないなら」
「どうにもなりませんか」
「そうですからね、やっぱりやるべきことを優先させて」
そうしてというのだ。
「後は楽しくですね」
「この通りな、諸君ザンギャックはものはある」
ギルは紅茶を飲みつつ話した。
「おやつの時間はいつもだ」
「こうしてですね」
「楽しもう」
「飲んで食べて」
「夜は酒もある、兵達もだ」
下っ端とされる彼等もというのだ。
「存分にな」
「おやつの時間と夜はですね」
「楽しむのだ」
飲んで食べてというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ