第二章
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「そしてだよ」
「そのうえで、ですね」
「頭に入れて理解して」
「実戦することですね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「宜しく頼むよ」
「若しファイルの様にしないと」
「わかるな」
「はい」
それで終わりだとだ、福島も理解した。そうして岩本の言う通りにだった。
管理職として部下と対していった、だが。
「課長気を使い過ぎだよな」
「私達にね」
「そんなに気を使うことないのに」
「課長になる前より口調は穏やかで」
「それで物腰も柔らかくなったけれど」
「やり過ぎなんじゃないかな」
「私達そんなに気を使って欲しくないのに」
部下達はこう言っていた、だが。
岩本は福島に仕事帰り一緒にジムに通って汗を流している中で話した。
「極端にやってこそだよ」
「パワハラとか言われないですね」
「そういうものだよ、気を付けないと」
そうしないと、というのだ。
「どうしてもね」
「そう思われますね」
「パワハラを受けたとね、注意し過ぎる位に注意して」
そうしてというのだ。
「やっとだよ」
「合格ってこともありますね」
「パワハラとかもそうでね」
「だからうちの会社はですか」
「グループ全体でね、ましてうちは世界的な企業グループだし」
このこともあってというのだ。
「尚更だよ」
「注意することですね」
「そうだよ、それで気を付けてストレスが溜まったら」
「ジムで身体を動かすなりして」
「発散することだよ、ストレス発散の仕方も書いてあるのは」
パワハラ対策のファイルにというのだ。
「気を付けてると意識してね」
「ストレスも溜まるから」
「それで書いてあるんだよ、じゃあ注意した分のストレスはね
それはというのだ。
「こうしてね」
「身体を動かして発散する」
「健康もいいしね」
「じゃあやっていきます」
「お互いそうしていこう」
「わかりました」
福島は岩本の言葉に頷いた、そうして汗を流して管理職としてのストレスを発散させてでそのうえでだった。
家に帰り家族と団欒の時を楽しんだ、こちらでもストレスを発散しかつ癒されてだった。
パワハラ等に注意していった、相変わらず遠慮し過ぎだと言われ気を使ってストレスは溜まった、だがファイルに書いてあった通りにするとストレスは発散された。そうして働くことが出来てファイルとそれを作った人誰か知らないがその人に感謝したのだった。
パワハラ対策 完
2024・3・19
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